内容説明
明治期、二代目総理事に就いて住友の近代化を着実に推し進め、大阪商船、東洋紡の創業、大阪市大の創立に加わった伊庭貞剛。決して「私利」に走らず、「公」のために一身を捧げた傑物の生涯。
著者等紹介
渡辺一雄[ワタナベカズオ]
1928年、京都生まれ。大阪商科大学(現大阪市立大学)卒業後、大丸百貨店に入社。76年にデパートの内幕を描いた「野望の椅子」でデビューし、日本作家クラブ賞を受賞。2年後、「出社に及ばず」を発表したのち、部長→課長→主任という降格人事を経験し、80年に退社する。その後、永年のサラリーマン生活の体験を生かし、「復讐の椅子」「百貨店が無くなる日」「百貨店が蘇る日」「小説そごう崩壊」他を著す
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