内容説明
南九州の街に流れついた内田光彦は未亡人の池上リンコと関係を持ち、2人でスナックを開店した。放浪を続けてきた内田は、店の従業員となったリンコの姪、リエと家出娘のみゆきとも次々と情を交わしていった。だが、内田はリエの夫から莫大な浮気の賠償金を要求され、窮地に立ってしまう。追いつめられた内田は女3人を伴い、北への流浪を始めた。奇妙な共同生活を営む4人だったが仲違いから突然リンコを殺害してしまう。やがて、殺しの恐怖から内田たちは仙台に逃亡し、リエは単身、行方をくらますが、仙台の山林から若い女性の他殺死体が…。