内容説明
日本を捨て、東南アジアの闇に君臨するシンジケート・七海龍に身を投じた高城豪は、冷徹な読みと大胆不敵な攻略で組織を統率するまでに昇りつめた。高城は次いで極東の金満大国日本を手中に収めようとする。一方、日本の甘い利権を独占している政府高官の下山や暴力団の首領・大久保たちは、裏社会での高城の台頭を察知し、その野望を粉砕すべく次々と暗殺者を放っていた。高城はその火の子を振り払い、張りめぐらされた罠を突破して日本へ乗り込んだ。右翼崩れの一匹狼・仲村の助けを得て猛虎・高城の拳がうなり必殺の鍼術が敵の額を刺し貫く。