出版社内容情報
我が国の鉄道史に燦然と輝く、
昭和43年10月の国鉄白紙ダイヤ改正から50年国鉄黄金期ともいえる昭和43年10月1日の白紙ダイヤ改正では、全国に特急ネットワークが構築され、
大規模なサービス改善がはかられました。
本誌では、この大改正を単なる記録としてではなく、国鉄の内情や、改正と同時に消えていった列車たちにもスポットを当てるなど、
多角的な視野で当時をふりかえります。
また巻末には綴込み付録として、改正前・後の昭和43年9月号・10月号の『ダイヤエース時刻表』から「新幹線連絡時刻表」を抜粋して
収録しました。
豊富で貴重な写真とともに、楽しみながら在りし日の国鉄に心を寄せることのできる1冊です。
■昭和43年10月のダイヤ改正とは
■国鉄広報部専属カメラマン 荒川好夫の「よん・さん・とお」 50年前を回顧する
■列車とダイヤの大変革
・東海道新幹線開業から「よん・さん・とお」まで
・新しい特急列車の登場
・ダイヤ改正で新登場した急行列車
・ダイヤ改正で廃止された急行・準急列車
・マルス導入で進められた列車愛称整理
・貨物列車の「よん・さん・とお」
■車両と技術の進化
・繰り返された在来線改良
・在来線高速化への道
・東北本線上野?青森間高速化物語
・新形式車両
・実現した気動車の高出力化
■回想「よん・さん・とお」
・「よん・さん・とお」の時代 鉄道原風景
・蒸機終焉まで残りわずか 最後の力走
・「よん・さん・とお」懐かしのStation
・人が出会い、人が別れゆく 国鉄駅人間模様
■原典は語る
・「10月時刻改正実施さる」(『交通技術』1967年10月号)
・「43・10に総力を結集」(『国有鉄道』1968年7月号)
・「座談会 43・10と明日の国鉄」(『国有鉄道』1968年10月号)
・「要望に応える車両を」(『交通技術』1967年3月号)
・「43.10にデビューした新車グループ」(『交通技術』1968年11月号)
《綴込み付録》
昭和43年9月号・10月号 復刻『新幹線連絡時刻表』