著者等紹介
東田直樹［ヒガシダナオキ］
１９９２年生まれ。１９９８年、児童相談所にて「自閉傾向」と診断を受ける。２００１年２１世紀みらい体験博「未来のゆめ」で小学校低学年の部大賞受賞、第４回・第５回グリム童話賞中学生以下の部大賞受賞をはじめ、第２２回ほのぼの童話館ユニーク賞、２００４年ざぶん文化賞など受賞作品多数
唐沢睦子［カラサワムツコ］
日本デザイン専門学校を卒業後、株式会社レバーンにイラストレーターとして入社。入社後は、ポップなイラストタッチを活かし、広告用イラストから出版物まで幅広く手がけ、現在も制作の場を広げている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP＠ehon.gohon
18
東田直樹さんが文章を書いているから、どうしても自閉症という事を考えてしまいます。 雷鳴が苦手なのは、東田さんと多くの自閉症の共通点でしょうか。 機関車のカンスケは東田さん自身のようです。 でも、人に対する感謝の思い、役立てることの喜び、文章力、自分の回りの自閉ちゃんの秘めた力を感じました。 ちなみに、この物語、発語や文字を書くことが苦手な作者が表現していることを忘れてはいけません。2021/05/22
ヒラP＠ehon.gohon
18
事業所で読み聞かせしました。東田直樹さんの作品ということで、知っている利用者さんが何人かいました。2021/05/06
Aya
8
【図書館】1歳8か月の息子は電車のことを「かんかん」と言葉にするように。この絵本の主人公カンスケも「かんかん」と表紙を見たときから気に入っているよう。1歳児にしては物語が長めかな？と思っていたが、最後までお膝で上手に聞いてくれました。とくに気持ちを表現した文章が印象的。巻末でこの作者の方が、自閉症傾向と診断され、コミュニケーションが苦手ということを知り、びっくりした。このように自身の言葉を紡いで物語を作るのって純粋にすごい！エッセイも出ているそうなので読んでみたい。2016/01/21
yumiha
6
雷のコワイ機関車カンスケのお話。展開は、ごく普通。2010/06/21
たゆた
5
「なみだが、みずたまりの うえに ポタポタ おちます。 みずたまりに うつった カンスケのかおに、あなが あきます。 カンスケは、なくのを やめました。」なるほど！ 自閉症で会話によるコミュニケーションが難しい著者がパソコンで書いたとのこと。暖かい気持ちが心地良い絵本でした。2014/11/30
