散歩の達人POCKET<br> 散歩本を散歩する

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

散歩の達人POCKET
散歩本を散歩する

  • 池内 紀【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 交通新聞社(2017/06発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 26pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月01日 03時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784330790176
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

古今東西の「散歩本」の舞台を無類の散歩好き・

東京好きの著者が歩いた、45冊のイラスト付き町案内。四年ちかくにわたる月一度の散歩の記録である。ふだんはひとり散歩だが、月一度にはお伴がいた。
いや、こちらがお伴で、ご主人さまについて歩いた。幸田露伴、その娘の文、永井荷風、井伏鱒二、内田
百?……。なんとスゴイ人たちではないか。三遊亭圓生、小沢昭一、安藤鶴夫、滝田ゆう、江國滋……。
甘いも酸いもかみわけたアッパレな大人たちだ。種村季弘、坂崎重盛、川本三郎、平松洋子……。三年
会わなくても、会ったとたんにいつもどおりになる。

その人とともに、その人たちの歩いたところが散歩になった。(中略)お伴をしたおかげで、まるきり
気づかなった世界と生きた関係ができたような気がする。

? 水の都 東京

川辺の酒問屋街 幸田 文『ふるさと隅田川』

モヤにけむる夢の浮橋 鈴木理生『江戸の橋』

川底に村が眠る大河 竹内正浩『カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩』

“昭和広重”の鳥瞰図 村松 昭『多摩川散策絵図』

いつの時代も娯楽の水辺 陣内秀信+法政大学陣内研究室『水の都市 江戸・東京』

水の都・東京の記録 幸田露伴「水の東京」



? 江戸の面影

TOKYOワンダーランド 江戸いろは会『「江戸」を歩く』

「目黒白金図」を歩く 池波正太郎『江戸切絵図散歩』

ある噺家の思い出の江戸 三遊亭圓生『江戸散歩 上・下』

花見の名所のいま・むかし 江國 滋『絵本・落語風土記』

絵図を手引きに中山道へ 今井金吾『新装版 今昔中山道独案内』

江戸時代の迷い子探し 長谷川渓石 画/進士慶幹・花咲一男 注解『江戸東京実見画録』

百兵衛さんがいた路地 安藤鶴夫『わが落語鑑賞』

東京一の眺望の変容 芳賀ひらく『デジタル鳥瞰 江戸の崖 東京の崖』

古い宿場の裏町で 岩本素白『東海道品川宿―岩本素白随筆集』

坂の名も江戸っ子気質 横関英一『江戸の坂 東京の坂(全)』



コラム 日本のまち並みに思うこと



? 明治、大正、昭和をたどる

神社の裏手の坂道 永井荷風『日和下駄 一名 東京散策記』

善福寺川の二人 井伏鱒二『荻窪風土記』

ふだんどおりの怪異 内田百?「東京日記」

山の手のお屋敷町の記憶 新井 巌『番町?町「幻の文人町」を歩く』

ボクの(ワタシの)桃源郷 新潮社 編/東京国立博物館 監修『こんなに面白い東京国立博物館』

明治建築にチョコッと潜入 穂積和夫『絵で見る 明治の東京』

平和になった自殺の名所 今 和次郎『考現学入門』

昭和五年の地図を片手に 赤岩州五/原田 弘・井口悦男 監修『銀座 歴史散歩地図 ―明治・大正・昭和』



? 東京生まれの東京育ち

歌舞伎とSFの幻影風景 木村荘八『新編 東京繁昌記』

隠者がつくった浅草絵図 荒俣 宏『大都会隠居術』

パリのブルヴァール歩き 滝田ゆう『下駄の向くまま 新東京百景』

裸女像のミステリー 小沢信男『東京の人に送る恋文』

酉の市へ裏道散歩 小沢昭一『ぼくの浅草案内』

「一つ目小町」の華やぎ 種村季弘『江戸東京《奇想》徘徊記』

“亀有年代記”のその後 秋本 治『両さんと歩く下町』

純正な一徹者の町 川本三郎『ちょっとそこまで』


? 小さな旅

東京の西の端をさまよう つげ義春『新版 貧困旅行記』

町に残る“パリー”の時代 若菜晃子『徒歩旅行』

シャトーに見る夢のあと 財団法人日本ナショナルトラスト 監修『日本近代化遺産を歩く』

日本版ソングラインをゆく 今尾恵介『鉄道唱歌と地図でたどる あの駅この街』

スイス青年の「わが町」 ニコラ・ブーヴィエ『ブーヴィエの世界』

所要時間二分の単線 長谷川 裕・村上 健『怪しい駅 懐かしい駅 東京近郊駅前旅行』

足袋とフライの城下町 安西水丸『ちいさな城下町』



? 味な散歩

いとしい食べ物の由来 菊地武顕『あのメニューが生まれた店』

石臼組の居つく酒場 太田和彦『銀座の酒場を歩く』

地下街で「時間くぐり」 坂崎重盛『東京煮込み横丁評判記』

王さまの一日ゴホービ 『東京渋カフェ地図』

元場末のレストラン 辻 征夫「池袋 土曜の午後」

味わい深いごちそう 平松洋子『焼き餃子と名画座 わたしの東京 味歩き』

池内紀[イケウチオサム]
著・文・その他

内容説明

古今東西の「散歩本」の舞台を無類の散歩好き・東京好きの著者が歩いた、45冊のイラスト付き町案内。

目次

1 水の都東京(川辺の酒問屋街―幸田文『ふるさと隅田川』;モヤにけむる夢の浮橋―鈴木理生『江戸の橋』 ほか)
2 江戸の面影(TOKYOワンダーランド―江戸いろは会『「江戸」を歩く』;「目黒白金図」を歩く―池波正太郎『江戸切絵図散歩』 ほか)
3 明治、大正、昭和をたどる(神社の裏手の坂道―永井荷風『日和下駄一名東京散策記』;善福寺川の二人―井伏鱒二『荻窪風土記』 ほか)
4 東京生まれの東京育ち(歌舞伎とSFの幻影風景―木村荘八『新編東京繁昌記』;隠者がつくった浅草絵図―荒俣宏『大都会隠居術』 ほか)
5 小さな旅(東京の西の端をさまよう―つげ義春『新版貧困旅行記』;町に残る“パリー”の時代―若菜晃子『徒歩旅行』 ほか)
6 味な散歩(いとしい食べ物の由来―菊地武顕『あのメニューが生まれた店』;石臼組の居つく酒場―太田和彦『銀座の酒場を歩く』 ほか)

著者等紹介

池内紀[イケウチオサム]
1940年兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト。主な著書に『ゲーテさんこんばんは』(桑原武夫学芸賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)、『恩地孝四郎一つの伝記』(読売文学賞)など、訳書に『カフカ小説全集』(日本翻訳文化賞)、『ファウスト』(毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jam

100
旅では路地裏などをそぞろ歩き、その土地に息づく生活の片鱗を感じたい。だから、ガイドブックではなく紀行文やエッセイを読み、訪れる(訪れた)地に思いを馳せる。作品は「散歩本」を携えた東京散歩で、明治初期に渡来した30粒の種子から成長した「東京国立博物館のエリノキ」など、イラストと共に「本と場所」を案内する。私にとって旅は、非日常から日常に相対する場であり、見知らぬ地点に立つ何者でもない自分を確認するツール。人生は旅だと思う。されど、そこに感傷はない。あるのは現実を引き受ける覚悟だけ。人は誰しも旅の途上にいる。2017/09/01

Kei

28
紀行本、散歩本が好きなので、あ〜、あれねっ、て思いながら、楽しく読みました。各著書の気持ちまで、風景に織り交ぜての検証。散歩本を散歩する。(笑)池内さんのおすすめスポットのイラストがほのぼの、です!2017/09/16

A.T

24
ほぼ東京の散歩本の紹介。たまたま、わたしは都内在住だが、馴染みの薄い地域の散歩本を紹介されても興味薄い人も多いだろうな。少し毛色が違うのが、つげ義春「貧困旅行記」。無職時代、わたしもつげ義春の世界観に共感して、場末の匂いを嗅ぎに散歩していた頃を思い出した。無性に読みたくなった。2019/09/08

阿部義彦

23
「散歩の達人」に連載されていたのの書籍化だそうです。散歩について書かれた本をお供に現代のその地を散歩する、時間の堆積を感じさせてかつ考現学も兼ねた大変素敵な本でした。東京限定ではありますが私も頭の中で一緒に散歩させて貰いました。私も今後は歩く速度で世の中を観察したいですね。散歩には目的など余計な事。ひたすら、ぶらぶら歩き回るのを第一と考えたいです。近頃は車万能主義と、気を反らせてひたすら時間を奪い通信料という金に変換させるスマホとかいう魔法の機械によりぶらぶら歩きは廃れるのか、私はそうはさせませんぞ。2017/08/10

ショア

22
散歩の達人に連載された東京を中心に文豪たちの散歩本45冊をもとに著者が実際に散歩して記したエッセイ集。気になった本 幸田露伴「水の東京」 井伏鱒二「荻窪風土記」 今井金吾「今昔中山道独案内」 太田和彦「銀座の酒場を歩く」 構成が些か読み難い。皇居を見晴らす三宅坂の一等地に電通が自画自賛の銅像を建てているとは知らなかった。2024/02/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11920482
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品