内容説明
電車に乗っているときに、ふと目にする標識や建造物の数々…。それらは一体何なのか?鉄道に関するちょっとした疑問を探ります。
目次
駅で見かけるモノ(停止位置目標;駅のホーム ほか)
列車に乗って見かけるモノ(カーブ;勾配 ほか)
線路脇で見かけるモノ(踏切;線路際の「光り物」 ほか)
そのほかの鉄道設備(架線;架線柱 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ココアにんにく
6
ホームや線路沿いで見かける様々なもの。日頃気に掛けないこれらだが本書を見つけた途端に興味が湧いてきた。ホームドア、駅表示、終点の車止めなど色々ある事を知った。線路の石(バラスト)の役割も初めて知った。三線の「振分装置」も気になる。駅の時計の正確性は日本では重要。電波時計までは駅事務所にある「親時計」から各所の子時計に信号を送っていたと。西宮北口の平面交差の記事もあって嬉しい。スイッチバックやループ線を見ていると鉄分補給のため肥薩線に一度乗ってみたいと思う。2020/12/28
アリョーシャ
3
電車そのものではなく、車止めやマクラギなど、線路周辺にあるものを掘り下げる。通勤途中に車窓から見えた「アレは何だろう」といった疑問がいくつか解消される。写真も多用しているが、本文で説明しているものと写真は一致していない。「見つける楽しみは残してありますよ」という著者の声が聞こえた気がした。2018/06/23