内容説明
鉄道、旅客機、自動車の3つのフィールドで、それぞれ人類史上最速を記録した「乗り物」である、日本の新幹線、イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機コンコルド、そしてイタリアの名車ランボルギーニ・カウンタック。本書は、スピードに対する価値の転換期を迎えつつある今だからこそ、将来に向けて書き残しておきたい、20世紀後半に展開されたスピードという名の人類の夢の軌跡だ。
目次
第1章 人はいつスピードに目覚めたか
第2章 王者がいたから挑戦者がいた1950年代
第3章 敗戦国が仕掛けた2つの革命1960年代
第4章 環境問題と石油危機に対峙する1970年代
第5章 現実になった300km/h走行1980年代
第6章 新世紀を視野に入れた世代交代1990年代
第7章 グローバル化が進む超高速の世界2000年代
著者等紹介
森口将之[モリグチマサユキ]
モビリティジャーナリスト、モータージャーナリスト。1962年東京都生まれ。自動車専門誌の編集部を経て1993年に独立。雑誌、インターネット、ラジオなどで活動。ヨーロッパ車を得意としており、新車だけでなく、趣味としての乗り物である旧車の解説や試乗も多く担当する。試乗以外でも海外に足を運び、現地の交通事情や都市景観、環境対策などを取材。二輪車や自転車にも乗り、公共交通機関を積極的に使うことで、モビリティ全体におけるクルマのあるべき姿を探求している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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