内容説明
国鉄の輸送関係部署に約25年間勤務し、列車ダイヤの作成に深く関わった著者によるダイヤ作成秘話。本書では、昭和45年の万博輸送、昭和50年3月の山陽新幹線博多開業、昭和60年3月の東北・上越新幹線上野開業等で手掛けたダイヤ改正や新線開業、臨時臨車設定などの際のお宝エピソードを大公開。路線上に空いている時間帯を探し、車両や人員を確保し、日本全国に効率よく列車を走らせる。その悪戦苦闘の話の中には、当時の世相も垣間見える。また、チマタの疑問「ダイヤはどうやって作るのか?」の答もここにある。
目次
昭和50年3月、山陽新幹線博多開業まで
昭和30年代の列車指令室
湘南・伊豆への優等列車物語
万博輸送の思い出
熱い夏に土用波が教えた「はつかり51号」
首都圏の「顔」山手線電車
武蔵野線ダイヤ今昔物語
増発から減量へと転じたダイヤ改正
科学博輸送計画と60‐3改正に思う
東北・上越新幹線の上野開業と60‐3改正
発想の転換が生み出した大ヒット商品
著者等紹介
猪口信[イノグチマコト]
昭和7年生まれ。昭和25年国鉄に入社し、昭和35年東京鉄道管理局・東京南鉄道管理局列車課で指令業務・ダイヤ改正を担当。昭和44年9月国鉄本社運輸局列車課に転勤し、全国の特急・急行の列車計画、新幹線の開業業務、西日本線区の基本計画等を手掛ける。その後、新幹線総局列車課補佐、首都圏本部列車課補佐を経て、昭和60年3月首都圏本部列車課長に。東北・上越新幹線開業に参画し、昭和61年3月国鉄を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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