内容説明
イタリアの鉄道路線の大半はもともと国営だったが、現在は民営化され、イタリア語で「国の鉄道」を意味する鉄道会社「フェッロビエ・デッロ・スタート」が、国内路線約1万5000キロを引き継ぐ形となっている。日本のJR6社の鉄道網の4分の3に当たるイタリアFSの路線を、足かけ6年がかりで全線踏破した異色のイタリア旅行記。
目次
第1章 乗りはじめ(イタリアの鉄道;「乗り鉄」開始 ほか)
第2章 3合目まで(トスカナ州海岸部の列車;ミラノ近郊のローカル線 ほか)
第3章 4合目から7合目まで(ローマ行き夜行列車;アドリア海のビーチ列車 ほか)
第4章 8合目から9合目へ(新通貨ユーロと列車;フィレンツェの丘を走る ほか)
第5章 乗り鉄達成(サルディニア島;2度目のシチリア島 ほか)
著者等紹介
安居弘明[ヤスイヒロアキ]
兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業後、某メガ銀行ミラノ支店副支店長、ニューヨーク支店副支店長等を経て、現在はグローリー株式会社勤務。旧国鉄の大阪・神戸沿線で生まれ育ち、幼少時から鉄道に親しむ。大学以降は海外の鉄道に乗りに行くようになり、現在までに、アルゼンチン、ペルーのほか、西欧・中欧を中心に25カ国の鉄道に乗車。1986年にスペイン国鉄、2003年にイタリアFSの完乗を達成した。東京都品川区在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
371
著者は東大経済学部卒の元エリート銀行マン。ミラノ支店の副支店長時代に足かけ6年をかけてイタリア国鉄15000kmの完乗を果たした。イタリアは総面積がシチリア、サルディーニャなどの島嶼部も含めて約30万㎢。日本の約70%の国土に15000㎞だから、ほぼ日本と同密度の鉄道網を有している。しかも、南北に長い上に文化的にも変化に富んでいる。これはその完乗記録なのだが、記録としては精密で網羅的だ。ただし、銀行マン故か、なんだかお役所的な生真面目さで一貫していて、甚だ面白みには欠けるのは残念である。2020/05/12
Takahide✈Yokohama
1
後ろの地図を見ながらでないと、何処の路線に乗車しているのかさっぱり分からん。2013/02/23
dai2621
1
イタリアの地名がたくさん覚えられた2011/02/14
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