内容説明
過疎化の進展やモータリゼーションの波に押され、廃止・縮小の歴史をたどってきたローカル線。しかし、なかには、街づくりの中核として位置づけられ、さまざまなアイデアによって話題を発信しつづけるミニ鉄道もある。本書では、鉄道を地域の歴史、社会、文化そのものととらえ、それぞれの地域における将来に向けた鉄道活用策を指南する。
目次
第1章 ローカル線のいま(ローカル線とその歴史;最近の動向;相次ぐ廃止)
第2章 ローカル線の運営と展望(設備面からみたローカル線;減少続く輸送人員;厳しさ増す鉄道経営;鉄道廃止の是非;三位一体で存続へ)
第3章 “三セク鉄道だより”から(第三セクター鉄道等協議会)(応援歌がこだまする鉄道―明知鉄道(株)専務取締役・今井祥一朗
秋田内陸線の存廃論議の中で―秋田内陸縦貫鉄道(株)代表取締役専務・竹村寧
鉄道生活の還暦を過ぎて―土佐くろしお鉄道(株)代表取締役運輸部長・立石光弘
“アイデア鉄道”フラワー長井線!―山形鉄道(株)代表取締役社長・野村浩志
乗ってみたくなるローカル鉄道をめざして―北近畿タンゴ手都合(株)代表取締役経営企画部長・中島茂晴)
第4章 路面電車は走る(見直される路面電車;依然厳しい路面電車の経営;路面電車はLRTへ再生を;路面電車でまちづくり)
第5章 がんばれ観光鉄道(観光鉄道とは;施設・運行面での特徴;観光地アクセスとしての地位;経営状況;将来に向けて;“わが半生の記より”立山黒部貫光(株)金山秀治)
著者等紹介
浅井康次[アサイコウジ]
大阪府出身。京都大卒業後、開銀(現:日本政策投資銀行)入行。本店営業部や支店などで多くの地方鉄道の融資や審査に携わる。調査部参事役、設備投資研究所主任研究員、審査役などを経て現在、内部監査役。「ローカル線に明日はあるか」で平成17年度交通図書賞受賞。18年「論説地方交通」上梓。19年度総務省「路面電車事業の活性化に関する調査研究会」委員。21年度(財)運輸政策研究機構公共交通支援センター顧問などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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