内容説明
クリスマス・イブの夜に空から突然、現れた訪問者!彼と出会い、カンスケは人を想う優しい心を育ててゆく。子どもに読んで聞かせたい、「きかんしゃカンスケ」シリーズ第5弾。
著者等紹介
東田直樹[ヒガシダナオキ]
1992年生まれ。1998年、児童相談所にて「自閉傾向」と診断を受ける。会話によるコミュニケーションは難しいながら、その心は筆談で語り、童話創作はパソコンで行う。2001年21世紀みらい体験博「未来のゆめ」で小学校低学年の部大賞受賞。第4回・第5回グリム童話賞中学生以下の部大賞受賞をはじめ、第22回ほのぼの童話館ユニーク賞、2004年ざぶん文化賞など受賞作品多数
唐沢睦子[カラサワムツコ]
日本デザイン専門学校を卒業後、株式会社レバーンにイラストレーターとして入社。入社後は、ポップなイラストタッチを活かし、広告用イラストから出版物まで幅広く手がけ、現在も制作の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
14
自閉症の東田直樹さんということが想像できないくらい、情感たっぷりで、素晴らしい絵本です。 機関車のカンスケに自分をなぞらえているのかも知れませんが、立派に絵本作家になっていると思いました。 サンタクロースをお手伝いすること、今までもサンタクロースからプレゼントをもらっていたことを知ったこと、とてもしあわせなクリスマス絵本です。2017/10/29
ヒラP@ehon.gohon
11
小学6年生に読み聞かせしました。自閉症のこと、カンスケという機関車に自分をなぞらえていること、障害をもっていてもこんなにも感性豊かなこと、何かが伝わってくれたら良いと思います。2017/12/19
ヤマセミ
4
蒸気の音、キラキラ光る星、繊細で丁寧な描写が心地よい。優しくて、温かくて、なんだか励まされる東田直樹の世界。2016/02/02
ayururito…
4
寝る前の一冊(久々^_^;) 長男チョイス。「オレ様の心はクリスマスだぁ~(^O^)/」と叫びながら持ってきた・・・我が子です。毎年クリスマスが近付く頃 読んでいた絵本、作者の肩書欄に幼少の頃自閉傾向と診断されたとの事。本の題字は作者直筆、とてもきれいな字!! シリーズであるので他の絵本ものぞいてみよう。2014/10/06