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目次
映画マニアはなぜ潰れた映画館の話を嬉しそうに語るのか
武道館を愛していますが何か?
僕が東京で目撃した有名人たち
BOOWYとわたし
樋口毅宏の引っ越し人生1 池袋
樋口毅宏の引っ越し人生2 上板橋
樋口毅宏の引っ越し人生3 野方
村上春樹と握手したのは僕です(しかも高田馬場)
樋口毅宏の引っ越し人生4 阿佐ケ谷~茗荷谷
人生で大事な町はすべてアド街から教わった〔ほか〕
著者等紹介
樋口毅宏[ヒグチタケヒロ]
1971年東京都豊島区雑司が谷生まれ。出版社に勤務したのち、取材で出会った白石一文氏の紹介により、2009年『さらば雑司ヶ谷』でデビュー。2011年、『民宿霊国』で第24回山本周五郎賞候補と第2回山田風太郎賞候補に。2012年、『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補、新書『タモリ論』はベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古古古古古米そっくりおじさん・寺
78
樋口毅宏さんの本は、たぶんほとんど読んでいると思う。とりわけ本書は共感しながら楽しんで読んだ。昭和40年代生まれの人間には懐かしい話題ばかりである。都会で生まれた樋口さんには映画は近い娯楽だが、田舎に育った私には、映画は電車に乗って何時間もかけてわざわざ観に行き、二本立て拝見後は必ず頭痛を起こすリスキーな娯楽だった。ラジオの話も懐かしく、私もとんねるずのオールナイトニッポンは嫌いだった。コサキンは最高に好きだった。大槻ケンヂは本当に話芸の達人だと思う。電グルも良かったが、瀧さんがああなるとは。面白かった。2021/01/06
はれひめ
52
大江千里「十人十色」佐野元春「サムディ」「アンジェリーナ」久々に聞きたくなりました。BOØWYや尾崎豊、時代の寵児を熱く語る樋口さんに一々同意。ECHOESの辻仁成の変遷は遠目に。アゲアゲ気分にさせてくれる一方、樋口さんの家族愛や池袋愛は切ない。大江千里は学祭で前列中央で観れたし、(翌年は山本達彦だった)渡辺美里の西武球場も、バービーボーイズの東京ドームも参戦した私も歴史の目撃者だ。「サワコの朝」大江千里の回見逃したからネットで拾おう。樋口さんお願い。もっと描いて。青春時代を思い出させてくれて感謝です。2020/06/17
あみやけ
34
東京生まれでもないし、プロレスも洋楽も好きではないですが、佐野元春は大好きだったし、GBも買ってたし、世代も同じで、共感することが多かったです。とっても懐かしい気分になりました。でも、こんなので本が描けるのなら、僕にも書けそうです。ここまでおもしろおかしくは書けませんが。昭和の後半から平成を振り返るいい機会になりました。2020/10/31
nagatori(ちゅり)。
31
もう、書いてある単語がいちいち懐かしすぎて、そして多すぎてうまいことレビューを書ける気がしません。ちょっと読むだけで胸いっぱい、お腹いっぱい。私も大江千里と渡辺美里は結婚すると思ってた。PATi PATiとかGB、買ってたなあ。そして何より、樋口さんが羨ましく、妬ましい。東京に住んでいるって、こういうことなのか。私が憧れ、行きたかったライブ、映画、コンサート、想像するだけで遠いものだったアーティスト達のあれこれを思う存分に浴びている姿がもう、ああもう、いいなぁぁ←田舎者の僻みです(笑)2020/06/19
あじ
31
もしも私に兄や姉がいたら、大江千里と渡辺美里の結婚を妄想できたかもしれないし、辻仁成が“ECHOES”だった事をとっくに知っていたかもしれない──。「僕は幸福な目撃者」だと40男が人生半ばで恍惚と振り返るエッセイ。繰り返し再生していればカセットテープに黴は生えない。例えテープが伸びきったとしても、思い出はいつもこころの拠り所であり続ける。いい出汁でてます。2020/05/22