出版社内容情報
令和元年(2019年)暮れ、名鉄の電車としては11年ぶりの新型通勤車両となった9500系が営業運転を開始しました。だが、それと入れ替わるようにパンタを下ろしたのが「パノラマカー」の流れを汲み、前面展望が楽しめた5700系・5300系でした。両系の引退で昭和の名鉄が放った料金不要の前面展望サービスが幕引きとなったのは残念ですが、時代は平成から令和へと流れ、名古屋を中心に放射状に路線を延ばす名鉄も沿線の宅地化が進み、電車利用客が急増。輸送形態も首都圏・近畿圏並みのシティ電車に変化しつつあります。本書では、令和の名鉄路線がどうなっているのか、ライバルだったJR東海と共存共栄を図る現状、名鉄が打ち出す令和の新施策に触れながら、厳しい経営環境の中でも地域の足として走り続ける「令和の名鉄」の意気込みを考察します。
内容説明
決定版!令和の名鉄読本。展望車両の未来は?ダイヤ改正で何が変わった?名駅再開発はどうなる?
目次
はじめに―令和時代の名鉄電車 概論
第1章 令和時代の名鉄車両
第2章 名鉄の新営業施策を考える
第3章 パノラマカーで成功し、失敗?した教訓
第4章 令和時代の名鉄電車各路線の現況―豊橋~岐阜ブロック(名古屋本線)
第5章 令和時代の名鉄電車各路線の現況―東部・知多ブロック
第6章 令和時代の名鉄電車各路線の現況―西部ブロック(含む岐阜地区)
第7章 名鉄の切符改革
著者等紹介
徳田耕一[トクダコウイチ]
交通ライター。昭和27(1952)年、名古屋市生まれ。名城大学卒業。旅行業界の経験もあり、実学を活かし観光系の大学や専門学校で観光学の教鞭をとり、鈴鹿大学(旧鈴鹿国際大学)など複数校で客員教授を務めた。また、旅行業が縁で菓子業界との関係もでき、その商談などで全国を東奔西走した。鉄道旅行博士(称号・旅行地理検定協会)、はこだて観光大使(函館市)、総合旅行業務取扱管理者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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