出版社内容情報
トラベルMOOKシリーズでは初登場の名古屋鉄道です。複雑で個性的な名鉄の魅力と資料を集めた一冊とします。車両、路線、歴史、駅データなど基本的情報のほか、「鉄道ファンなら気になる名鉄スポット」など関東や関西に住む人でも楽しめるような「名鉄のすごさ、面白さ」を誌面に展開します。また、過去のネームドトレインや国鉄乗り入れの特急など、列車がとりもつ物語もピックアップします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユー
11
現役車両よりも、パノラマカーを含む、過去の歴史(岐阜線、ディーゼル車、モノレール)の方が、やはり面白いですね。名鉄=真っ赤な電車、最近はこの構図が崩れて来てしまい、沿線で目にする電車も味気無いステンレスが、かなり多く、がっかりする機会も増えました。2022/05/03
えすてい
8
名鉄のこのような本は既に多数出ているので改めて真新しい内容は特にないが、岐阜600V線廃線記録(あまりに内容をはしょりすぎてやや残念)とパノラマ車両歴史コーナーがある。後者では7300系の記述(この本にはAL車HL車の言及なし)はないものの、7700系が「残念な車両」として扱われている。支線直通用として平面運転席にしたものの、土川元夫から「なんだこの車両は」と咎められ7700系は製造打ち切り・7000系増備再開となる。1200系を最後に次なるパノラマ車両登場の淡い期待でこのコーナーは締めくくられる。2022/05/02
びぜんや
3
名古屋に引っ越してきてよく見るようになった名鉄電車のことを知ろうと買った本。しかし読めば読むほど名鉄カオスの深さを知り、ますます分からなくなったような気がします。そうか、3300・3150系と9500・9100系は似てるけど別物だったのか……。 写真たっぷりで見やすく、読み物もたっぷりで読み応えも十分、車両、駅、路線、歴史とジャンルを網羅して、欲しかった情報はしっかり入っていました。名鉄入門書としては好適なのではないかなと思います。★★★☆☆2022/09/25