出版社内容情報
全国で14万人もの愛好家がいるとも言われる「鉄道趣味」をテーマに、その生涯を鉄道趣味に捧げてきた著者がその背景や実態を解説していきます。日本に鉄道が誕生して以来、わずか30年後にはすでに趣味者が存在したという「鉄道趣味の歴史」に始まり、鉄道趣味人の生き方、鉄道を学習のアイテムとして活動する高校や大学の鉄道研究会、現在の鉄道趣味の楽しみ方、そして、団塊の世代が直面している鉄道趣味の「終活」など、これまであまり語られることがなかった鉄道趣味の“ゆりかごから墓場まで”を初めて一冊にまとめます。
内容説明
「撮り鉄」は、すでに明治時代に存在した…。「乗り鉄」「撮り鉄」など、最近でこそよく聞くようになった鉄道趣味、実は長い歴史と裾野の広い嗜み方がある。これまで、あまり語られなかった鉄道趣味人の全体像を、残された史料や多くの体験談をもとに体系化。鉄道を愛する人がいたからゆえ残った貴重な車両や史跡があった?鉄道を好きになる人生の共通項目とは?全ての鉄道趣味人にいつか訪れる人生の終活とは?鉄道趣味人たちの様々な生き方を通して、厳しい時代の生き方やビジネスのヒントが見えてくる。
目次
第1章 鉄道趣味の歴史(新橋~横浜間開通30年後の鉄道趣味人;雑誌に見る戦前戦中の鉄道趣味模様 ほか)
第2章 鉄道趣味人たちの生き方(鉄道が好きになる条件;鉄道は恋人であり、遊び相手でもある ほか)
第3章 学習の場の鉄道趣味―鉄道研究会の存在(高校の鉄道研究部は今―神奈川県立高校の顧問に訊く;大学鉄研と私(昭和の大学鉄研の記憶)(佐藤利生) ほか)
第4章 鉄道趣味の今(「乗り鉄」の原点・鉄道旅;乗ることが目的のキャンペーンと切符 ほか)
第5章 鉄道趣味人の終活(そもそも終活って何だろう?;価値を伝える情熱と知識 ほか)
著者等紹介
池口英司[イケグチエイジ]
1956(昭和31)年東京生まれ。鉄道ライター、カメラマン。日本大学藝術学部写真学科卒業後、出版社勤務を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zag2
おいしゃん
Ezo Takachin
かわくん
お抹茶