ハンガリー事件と日本―一九五六年・思想史的考察

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784329004291
  • NDC分類 234.7
  • Cコード C0030

内容説明

ハンガリー人民蜂起に対するソ連軍の弾圧を眼前にして、既成左翼陣営は茫然自失し、その権威は失墜してゆく。1956年以降の日本論壇の構造を鋭く分析し、ニュー・レフトの誕生をブリリアントに描く本書は、戦後日本思想史研究の隠された名著である。

目次

序章 スターリン批判からハンガリー事件へ
第1章 一九五六年の日本の思潮
第2章 思想的ヌーヴェル・ヴァーグの誕生
第3章 社会党・自民党とハンガリー事件
第4章 日本共産党とハンガリー事件
第5章 ニュー・レフトの創成

著者等紹介

小島亮[コジマリョウ]
1956年、奈良市に生まれる。1979年、立命館大学文学部卒業。1986年、シカゴ大学客員研究員。1987年よりハンガリー政府交換留学生としてハンガリー科学アカデミー社会学研究所で学ぶ。1991年、国立コシュート・ラヨシュ大学から人文学博士号を授与される。ハンガリー科学アカデミー社会学研究所研究員、ハーヴァード大学客員研究員を経て、1993年から95年までリトアニア共和国マグヌス・ヴィタウタス大学人文学部准教授。サントリー文化財団フェロー、角川書店『世界史辞典』編集部勤務などを経て、1999年より中部大学国際関係学部助教授
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感想・レビュー

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珍文庫

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ハンガリー事件は、日本の左翼の歴史を変えるような事件だったことがよく分かる。初期の新左翼についての考察も興味深い。初期クロカンの本と併せて読みたい。おすすめ。2013/09/16

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