英語のアポリア―ネイティブが直面した言葉の難問

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英語のアポリア―ネイティブが直面した言葉の難問

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  • サイズ 46判/ページ数 136p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784327490263
  • NDC分類 830.4
  • Cコード C0082

出版社内容情報

ネイティブにも摩訶不思議な英語の世界

辞典編纂者・語学教師としての長年の言語体験をもとに、教育の対象となった英語の奇妙さについて綴ったエッセイ。

*アポリア:一般的には、解決できない難問をさす。一つの問いに二つの相反した合理的解答のあること。

<目次より>
●英語の不通(インド英語の体験)
●英語の問題(英語と非英語の境界の英語)
●束縛される英語(英語の「正しさ」とは?)
●ネイティブの問題(インド人の問題ある英語翻訳の実例)
●教育の問題(『オネーギン』を英語「で」読む)
●英語の喧嘩(帆足理一郎の「立派な英語」はどのように立派か)
●子供の英語
●試験の英語(第二言語テスティング論、センター試験の問題、TOEIC(R)等検定試験の問題の問題)
●機械の英語(AI 翻訳の驚異的向上は何を意味するのか)

内容説明

ネイティブにも不可解な英語の世界。辞典編纂者・英語教師としての長年の言語体験をもとに、教育の対象となってしまった言葉が孕む問題の数々をユーモラスに綴ったエッセイ。

目次

無用の英語
英語の不通
英語の問題
言語の問題
うるさい英語
束縛される英語
ネイティブの問題
nativeの問題
教育の問題
英語の喧嘩
子供の英語
試験の英語
英語の文化
機械の英語
問題の英語

著者等紹介

ガリー,トム[ガリー,トム] [Gally,Tom]
1957年米国カリフォルニア州生まれ。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部グローバルコミュニケーション研究センター(言語情報科学専攻兼務)教授。シカゴ大学で言語学修士課程と数学修士課程を終了してから来日。日英翻訳、辞書編集に携わった後、東京大学教養学部のクリティカル・ライティング・プログラム特任講師となる。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サアベドラ

31
著者は日本在住のアメリカ人の教育者、翻訳者、辞書編纂者。英語について、言語学習について、日本における英語教育についてなどを語った短いエッセイ17本を収録。2022年刊。世界中で様々なバックグラウンドを持つ人々が様々な目的で用いている英語は当然ながら「一つ」ではない。ブリテン諸島の西ゲルマン人の一言語からもはや得体の知れないクラーケンのようになったなにかをペーパー試験で画一的に測ろうとしたらどうしても歪みが発生する。少し考えてみれば当たり前のことだが、日本の英語教育者や教育論者はどこまで自覚してるのだろう。2022/11/29

禿童子

26
英語ネイティブの著者は、カリフォルニア大学でロシア語、中国語の学習に励んだ。その後日本に渡り、日本語を習得しながら日英翻訳と英語教育の世界でキャリアを積み重ねた。本書は著者半生の自伝のようにも読める。日本の英語教育における論争(コミュニケーション重視VS教養重視)について、自分の経験に基づいてコメントしている。興味のある子供だけに英語学習の機会を与えれば良いというのが、著者の立場かな。各項目のテーマが前項の末尾のトピックを引き継ぐ「しり取り」になっている構成が面白い。ロジカル偏重を嫌う著者のスタイルかも。2025/04/09

kenitirokikuti

10
図書館にて。研究社、2022年。著者は80年代に来日して40年あまりを日本で暮らし、『新和英大辞典 第5版』編集委員も務めている▲「先日はありがとうございました」日本語ではありふれたあいさつだが、英語でこれを言われると、なぜ数日後に謝礼を?と感じるそうな。もちろん、ことばのやりとりには文化的な文脈がある、と徐々に理解が深まったそうであるが▲我々はジャパングリッシュを拙いものと恥じるが、米国出身の英語母語者で日本以外の非英語母語地域で暮らした著者にとっては「英語って何?」との思いが強いそうな。2025/03/30

五月雨ザバレタ

1
イントネーションの問題や、英語自体の問題など言葉ってめっちゃむずいなって思った。最終的にはネイティブに発音を確認しなきゃわからないし、何なら英語が世界各国で散らばりすぎて何が正しい英語なのかも難しい問題だと。私ののぞみは蝶ネクタイに声吹き込んだら英語が喋れている江戸川コナン式。コナンいくもん!2024/10/17

ユウ

0
「英語の問題は英語そのものにある」という話。アメリカンネイティブ自身が、日本語で執筆した文章が実に読みやすく、言語学者でもある著者の機械の英語や試験の英語、無用な英語の主張が具体例や実体験に基づいて書かれていて、読みやすく面白かった。昨今は実用的なコミュニケーションにおける会話力が重視されているが、外国の文学を原文で読み、文化や著者の心理を味わいたいと思った。2023/05/03

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