現代イギリス小説の子どもたち―無垢と邪悪を超えて

個数:
  • ポイントキャンペーン

現代イギリス小説の子どもたち―無垢と邪悪を超えて

  • 越 朋彦【著】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 研究社(2023/12発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 64pt
  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月28日 06時07分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784327481698
  • NDC分類 930.27
  • Cコード C3098

出版社内容情報

現代の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解く

イギリスでは1970年代以降、家族形態の多様化、福祉削減による貧困の拡大、子どもを巻き込む犯罪事件の増加、新自由主義的教育改革による管理強化などにより、子どもを取り巻く社会は大きく変化した。こうした状況の変化に伴い、チャイルドフッド・ノヴェル(子どもを中心的主題とする小説)の出版点数は増加しているが、その体系的な研究はまだ十分に行われているとは言えない。本書では、それぞれの社会状況の変化に関連したチャイルドフッド・ノヴェルを8篇取り上げ、子どもに関する最新の研究動向を踏まえ、「子ども表象」(子どもの造型)を様々な角度から解き明かす。また、一つの現代的ジャンルとしてのチャイルドフッド・ノヴェルの輪郭を描き出す。

<目次>
序論 本書の目的と概要

第1章 子どもの文化的構築に関わる言説の検討
     ――サラ・モス『夜間の目覚め』(2011年)
第2章 発達論的子ども観の否定
     ――トビー・リット『デッド・キッド・ソングズ』(2001年)
第3章 「ロマン派的子ども像」の解体
     ――イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(1978年)
第4章 「排斥」の論理による子どもらしさの構築
     ――ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(1988年)
第5章 多様化した家族形態の中の子ども
     ――ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』(1998年)
第6章 公営団地小説における子どもの「エージェンシー」
     ――スティーヴン・ケルマン『ピジョン・イングリッシュ』(2011年)
第7章 子どもを殺す子どもたち
     ――ジョナサン・トリゲル『少年A』(2004年)
第8章 新自由主義的子ども
     ――マーゴ・リヴジー『ジェマ・ハーディの飛翔』(2012年)

結論 「子どもであること」の複数性

あとがき
初出一覧
引用文献一覧
索 引

内容説明

「子ども(らしさ)」とは何か?最新の研究動向をふまえ、現代世界の子ども概念の「揺らぎ」を多角的に読み解く。

目次

序論 本書の目的と概要
第1章 子どもの文化的構築に関わる言説の検討―サラ・モス『夜間の目覚め』(2011年)
第2章 発達論的子ども観の否定―トビー・リット『デッド・キッド・ソングズ』(2001年)
第3章 「ロマン派的子ども像」の解体―イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(1978年)
第4章 「排斥」の論理による子どもらしさの構築―ドリス・レッシング『破壊者ベンの誕生』(1988年)
第5章 多様化した家族形態の中の子ども―ニック・ホーンビィ『アバウト・ア・ボーイ』(1998年)
第6章 公営団地小説における子どもの「エージェンシー」―スティーヴン・ケルマン『ピジョン・イングリッシュ』(2011年)
第7章 子どもを殺す子どもたち―ジョナサン・トリゲル『少年A』(2004年)
第8章 新自由主義的子ども―マーゴ・リヴジー『ジェマ・ハーディの飛翔』(2012年)
結論 「子どもであること」の複数性

著者等紹介

越朋彦[コシトモヒコ]
1975年東京生まれ。東京都立大学人文社会学部准教授。上智大学文学部英文学科卒業。英国・レディング大学大学院英文学専攻博士課程修了(Ph.D.)。専門は17世紀イギリス文学、子ども表象、紅茶の文化史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっちん

0
研究室2024/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21698149
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。