出版社内容情報
ペーパーバックの魔界をめぐる探検記――それはフラナリー・オコナーの小説の表紙絵から始まった。
宗教的なテーマを扱った『賢い血』のペーパーバック版になぜ通俗的な表紙絵が使われたのか。ペーパーバックの出版史をたどりつつ、その経緯を調べるうち、著者はアメリカン・ペーパーバックの魔界の虜になってしまう。数多くの表紙絵を紹介しながら、ペーパーバックにまつわる様々な物語を紡ぎ出した好エッセイ。
目次
序章 オコナーの扉
第1章 アメリカン・ペーパーバック事始め
第2章 「チープ・ライブラリー」と「小さな、青い本」
第3章 新書判ペーパーバックの確立
第4章 ペンギンブックスの登場
第5章 ロバート・ド・グラフの野望
第6章 ライヴァルたちの饗宴
第7章 戦場のペーパーバック
第8章 ペンギンブックス大分裂
第9章 横溢の修羅場
第10章 1952年の分水嶺
第11章 オコナーの扉、ふたたび
第12章 そして魔界は続く
内容説明
それはフラナリー・オコナーの小説の表紙絵から始まった。宗教的なテーマを扱った『賢い血』のペーパーバック版になぜ通俗的な表紙絵が使われたのか。ペーパーバックの出版史をたどりつつ、その経緯を調べるうち、著者はアメリカン・ペーパーバックの魔界の虜になってしまう。数多くの表紙絵を紹介しながら、ペーパーバックにまつわる様々な物語を紡ぎ出した好エッセイ。
目次
オコナーの扉
アメリカン・ペーパーバック事始め
「チープ・ライブラリー」と「小さな、青い本」
新書判ペーパーバックの確立
ペンギンブックスの登場
ロバート・ド・グラフの野望
ライヴァルたちの饗宴
戦場のペーパーバック
ペンギンブックス大分裂
横溢の修羅場
一九五二年の分水嶺
オコナーの扉、ふたたび
そして魔界は続く
著者等紹介
尾崎俊介[オザキシュンスケ]
1963年生まれ。1991年、慶応義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得。現在、愛知教育大学教育学部助教授。アメリカン・ペーパーバック出版史に関する研究で第9回福原賞を受賞
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感想・レビュー
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