文学の文化研究

文学の文化研究

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784327481254
  • NDC分類 930.4
  • Cコード C3098

出版社内容情報

 文学研究から文化研究へと視野を広げるカルチュラル・スタディーズの理論と実践。気鋭の研究者によって示される新しい 「読み」 のための見取り図。   序論 文学研究から文化研究へ――パラダイムの転換(川口喬一) 中世(文化)を問い直す――リー・パタソンの批判的歴史主義(浅川順子) 『オセロー』と主体の問題(田中一隆)  文化への抵抗――ジョエル・ファインマンのために(中山徹)  ポストモダン・マテリアリスト批評――キャサリン・ベルシー(橘亜紗美)  〈作者〉の〈父〉――ミルトン研究における主体の位置(小野功生)  ロマン主義文学の文化研究――ブレイクの場合(今泉容子)  教訓主義の衰退――アイザック・ウォッツの『聖なる歌』とそのテクスト(鶴見良次) ヴィクトリア朝の文化研究――帝国主義/コンラッド(中田元子)  あわれ、彼女は……――『ブライズデイル・ロマンス』をめぐって(鷲津浩子)  ふしだらな女が精神分析を受けると――ジョイスとジェンダー(夏目博明) 帝国という主題――ニュー・ヒストリシズムからニュー・アメリカニズムへ(末廣幹) ハイブリディティの時代――ポストコロニアル批評の必然(竹村和子)  文化圏の対立と桎梏――言語相からのアプローチ(山形和美)  英文学研究・教育――制度の物語(荒木正純)  儀礼と神話と文学人類学(大熊昭信)  クローゼットの密林――セジウィックとクイアー批評(村山敏勝)  ドラマを作る文化――ベケット時代の終焉 アメリカの悪夢――デイヴィッド・リンチの 映画を読む(加藤幹郎)  *文化研究要語集付き

内容説明

文学研究は、文化研究との境界融合により、ますます多彩な様相を呈しつつある。気鋭の英米文学研究者19人が新しい「読み」を目指して描く、「カルチュラル・スタディーズ」の見取り図。

最近チェックした商品