出版社内容情報
子どもの文学を確立し、現在もリードし続けるイギリス児童文学の大きな潮流であるファンタジーとリアリズムの系譜を、代表作を通して明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
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『不思議の国のアリス』の論文が載っていることを知って読んだ。僕が論文を読む目的の一つは、丹念な分析、または知識によって、作品の気づかなかった面を知り作品をより楽しめるからだったりする。興味深かったのは、妖精といった空想の生き物を出していないことが当時としてはすごく新しいこと、19世紀の子どもの現実(お茶会やクリケットも身近だったそう)を物語の舞台に変えたこと、そしてアリスの勇敢さによって当時の子どもはアリスを「自分の分身であると同時に理想ともみなす」と捉えていただろうということなど。当たりの論文だった~。2014/12/17




