出版社内容情報
ポーランド生まれの英語作家ジョウゼフ・コンラッドの全体像を探る一冊。「闇の奥」『ロード・ジム』などの作品で、20世紀以降の世界文学に圧倒的な影響を与え、その現代性がますます評価されている作家への格好の入門書。
ポーランド生まれの英語作家ジョウゼフ・コンラッド(1857-1924)。19世紀と20世紀をまたぐ形で活躍し、モダニズム文学の嚆矢となったコンラッドの全体像を探る一冊。「闇の奥」『ロード・ジム』『ノストローモ』『密偵』『西欧の眼の下に』などの作品で、20世紀以降の世界文学に圧倒的な影響を与え、その現代性がますます評価されている作家への格好の入門書。世界的コンラッド学者を一堂に集めた1996年出版の「ケンブリッジ・コンパニオン」の全訳。
第1章 コンラッドの生涯 オーエン・ノウルズ (社本雅信)
第2章 短編小説 ゲイル・フレイザー (田中賢司 訳)
第3章 「闇の奥」 セドリック・ワッツ (井上真理 訳)
第4章 『ロード・ジム』 J.H.ステイプ (奥田洋子 訳)
第5章 『ノストローモ』 エロイーズ・ナップ・ヘイ (中井義一 訳)
第6章 『密偵』 ジャック・ベアトゥー (伊藤正範 訳)
第7章 『西欧の眼の下に』 キース・キャラバイン (伊村大樹 訳)
第8章 後期小説 ロバート・ハンプソン (岩清水由美子 訳)
第9章 コンラッドの語り ヤーコブ・ルーテ (宮川美佐子 訳)
第10章 コンラッドと帝国主義 アンドレア・ホワイト (設楽靖子 訳)
第11章 コンラッドとモダニズム ケネス・グレアム (山本卓 訳)
第12章 コンラッドが与えた影響 ジーン・M・ムーア (西村隆 訳)
年譜・書籍案内ほか
内容説明
ポーランド生まれの英語作家ジョウゼフ・コンラッド(1857‐1924)。19世紀と20世紀をまたぐ形で活躍し、モダニズム文学の嚆矢となったコンラッドの全体像を探る1冊。「闇の奥」『ロード・ジム』『ノストローモ』『密偵』『西欧の眼の下に』などの作品で、20世紀以降の世界文学に圧倒的な影響を与え、その現代性がますます評価されている作家への格好の入門書。世界的コンラッド学者を一堂に集めた「ケンブリッジ・コンパニオン」の全訳。日本版独自の丁寧な注釈、解説も追加。
目次
コンラッドの生涯
短編小説
「闇の奥」
『ロード・ジム』
『ノストローモ』
『密偵』
『西欧の眼の下に』
後期小説
コンラッドの語り
コンラッドと帝国主義
コンラッドが与えた影響
著者等紹介
ステイプ,J.H.[ステイプ,J.H.][Stape,J.H.]
千葉大学英文科客員教授、日本女子大学英文科教授、京都大学英文学専修客員教授を歴任後、現在、ロンドンのセント・メアリーズ・ユニバーシティ・カレッジのリサーチフェロウ(Research Fellow)、ヴァンクーヴァーのサイモン・フレイザー大学生涯学習コース講師および同じくヴァンクーヴァーのファーリー・ディキンソン大学特任教授
社本雅信[シャモトマサノブ]
1940年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学修士課程修了。2006年3月電気通信大学教授を定年退職し、電気通信大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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