関西学院大学研究叢書<br> アベイ・シアター 1904‐2004―アイルランド演劇運動

関西学院大学研究叢書
アベイ・シアター 1904‐2004―アイルランド演劇運動

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  • サイズ A5判/ページ数 414p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327472078
  • NDC分類 772.339
  • Cコード C3098

出版社内容情報

アイルランド・ナショナルシアター、騒動と暴動の一世紀

" アベイ・シアターはアイルランドのナショナル・シアターである。創設は1904年、当時、アイルランドは、起源を辿れば中世に遡る、イングランドによる植民地支配から脱却を目指しナショナリズムが台頭、民族自立の機運が高まっていた。その一環として、1891年に文学運動が、それを継承し、1899年に演劇運動が興された。アイリッシュ・ルネッサンス、或いはアイリッシュ・リヴァイヴァルの名で知られる現象の最も輝かしい成果、誇らしい遺産がアベイ・シアターである。「日本においても、アベイ・シアターは、「アベイ座」の名で広く親しまれてきた。」2004年、アイルランドのナショナル・シアターは100周年を迎えた。本書は、「騒動と暴動の歴史」と呼ばれる波乱に満ちた劇場の歴史を、多数の図版をまじえ、詳述する。

著者紹介
杉山寿美子(すぎやま すみこ)
 M.Phil. in English (レスター大学)、文学博士(関西学院大学文学部)、信州大学教養部講師・助教授(1982-1995)、1995年4月から関西学院大学文学部教授。著書 Yeats: Fatherland and Song (山口書店、1985)、共著 Irish Writers and the Theatre (Colin Smythe, 1986)、『英語青年』、Irish University Review、『英文学研究』にW.B.イェイ"

プロローグ
第1章 アイルランド文学座 ~1901
 第1節 骨の疼き ~1899/第2節 アイルランド文学座第2回公演 1900/第3節 アイルランド文学座第3回公演 1901
第2章 アイルランド国民演劇協会 1902~1904
 第1節 役者登場 1902/第2節 奇跡の年 1903/第3節 アベイ・シアターへ向け 1904
第3章 アベイ・シアター 1905~1912
 第1節 ナショナル・シアター・ソサイアティ・リミティッド 1905/第2節 劇団分裂 1906/第3節 『プレイボーイ』暴動 1907/第4節 フェイ兄弟アベイを去る 1908/第5節 シングの死とダブリン城との戦い 1909/第6節 アベイ・シアター譲渡 1910/第7節 アメリカ公演 1911~1912
第4章 アベイ・シアター 1913~
 第1節 激動・混迷の年月 1913~1923/第2節 ショーン・オケイシー 1923~1926/第3節 自由国劇場 1925~1939/第4節 アウルクラン・ナ・マニシュトヮリャハ 1939~1951/第5節 仮住まいの年月 1951~1966/第6節 新しいアベイ・シアター 1966
エピローグ

内容説明

アベイ・シアターはアイルランドのナショナル・シアターである。創設は1904年、当時、アイルランドは、起源を辿れば中世に遡る、イングランドによる植民地支配から脱却を目指しナショナリズムが台頭、民族自立の機運が高まっていた。その一環として、1891年に文学運動が、それを継承し、1899年に演劇運動が興された。アイリッシュ・ルネッサンス、或いはアイリッシュ・リヴァイヴァルの名で知られる現象の最も輝かしい成果、誇らしい遺産がアベイ・シアターである。日本においても、アベイ・シアターは、「アベイ座」の名で広く親しまれてきた。2004年、アイルランドのナショナル・シアターは100周年を迎えた。本書は、「騒動と暴動の歴史」と呼ばれる波乱に満ちた劇場の歴史を、多数の図版をまじえ、詳述する。

目次

第1章 アイルランド文学座―~一九〇一(骨の疼き―~一八九九;アイルランド文学座第二回公演―一九〇〇;アイルランド文学座第3回公演―一九〇一)
第2章 アイルランド国民演劇協会―一九〇二‐一九〇四(役者登場―一九〇二;奇跡の年―一九〇三;アベイ・シアターへ向け―一九〇四)
第3章 アベイ・シアター―一九〇五‐一九一二(ナショナル・シアター・ソサイアティ・リミティッド―一九〇五;劇団分裂―一九〇六 ほか)
第4章 アベイ・シアター―一九一三~(激動・混迷の年月―一九一三‐一九二三;ショーン・オケイシー―一九二三‐一九二六 ほか)

著者等紹介

杉山寿美子[スギヤマスミコ]
M.Phil.in English(レスター大学)、文学博士、信州大学教養部講師・助教授(1982‐1995)、1995年4月から関西学院大学文学部教授
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