出版社内容情報
ホメロスから『フランダースの犬』まで、古今東西の悲劇作品と悲劇論を鋭利な座標軸で切る
「人はなぜ劇を見るのか」「現実と劇はどう違うのか」──演劇の原理から説き起こし、観客受容のメカニズムを追求した画期的な悲劇研究。『オイディプス王』論争、コンピュータ解析など最新の話題を盛り込みながら、古代ギリシア・ローマから現代アメリカ、古典からサブカルチャーに至る悲劇物語の原型と変容。イギリス・エリザベス朝に提起される悲劇成立の事情、斬新なシェイクスピア劇解釈、解明されるその感動の仕掛け。
著者紹介/著者による他の著作等
1949年、東京都生まれ。東京教育大学文学部および文学研究科(修士課程)修了。岐阜大学、京都教育大学、京都大学を経て、現在筑波大学文芸・言語学系教授。
主な著書・論文、『文学の受容』(冨原芳彰編、研究社出版、1985)、『シェイクスピア・ハンドブック』(福田恆存他編、三省堂、1987)、『現代の批評理論』(外山滋比古他編、研究社出版、1988)、『英詩の歴史』(皆見昭編、昭和堂、1989)、『文学の文化研究』(川口喬一編、研究社出版、1995)、『差異と同一化』(山形和美編、研究社出版、1997)、『文学批評用語辞典』(岡本靖正他
内容説明
「人はなぜ劇を見るのか」「劇と現実はどう違うのか」―演劇の原理から説き起こし、観客受容のメカニズムを追求した画期的な悲劇研究。『オイディプス王』論争、コンピュータ解析など最新の話題を盛り込みながら、古代ギリシア・ローマから現代アメリカ、古典からサブカルチャーに至る悲劇物語の原型と変容。イギリス・エリザベス朝に提起される悲劇成立の事情、斬新なシェイクスピア劇解釈、解明されるその感動の仕掛け。
目次
第1章 さまざまな悲劇―古典から現代へ
第2章 いわれなき歓喜と苦悩―二つの非理性
第3章 因果応報の悲哀―第三の座標
第4章 意味という感動―認識を求めて
第5章 偉大な悲劇―融合する座標
著者等紹介
加藤行夫[カトウユキオ]
1949年、東京都生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。岐阜大学、京都教育大学、京都大学を経て、現在筑波大学文芸・言語学系教授
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