出版社内容情報
21世紀のシェイクスピア研究を展望する
ジーン・E.ハワード氏の特別寄稿の論考を含め、多様なアプローチで展開する12の論文を収録。1976年以来5年ごとに刊行された『シェイクスピアの演劇的風土』『シェイクスピアの悲劇』『シェイクスピアの歴史劇』などに続いて、2001年に創立40周年を迎えた日本シェイクスピア協会の気鋭の研究者たちによるこれらの論考は、新たな世紀におけるシェイクスピア研究のさらなる広がりと奥深さを示す。
目次
はしがき/『タイタス・アンドロニカス』にみる能動としてのリテラシー(安達まみ)/『間違いの喜劇』における交換の不調―インフレ・悪貨・時間(野田学)/『じゃじゃ馬ならし』における結婚と強姦(近藤弘幸)/『ウィンザーの陽気な女房たち』と『滑稽な伊達男』(佐野昭子)/「知ってのとおり、私はウェールズ人だから」―『ヘンリー五世』に見る民族/国民的アイデンティティの問題(廣田篤彦)/イスラム恐怖を超えて―『オセロー』とトルコ化の不安のレトリック(末廣幹)/帝王切開と「女」の死-『マクベス』の謎解き(加藤行夫)/時間、永遠、二枚舌―『マクベス』における観客の視点(田中一隆)/『冬物語』における絶対者とその演劇性(桑山智成)/『ヘンリー八世』への道――十七世紀初頭におけるイングランド史劇の展開(佐野隆弥)/新世紀の本文研究/本文研究の新世紀(英知明)/シェイクスピアと初期近代世界の地理(ジーン・E.ハワード)
内容説明
ジーン・E.ハワード氏(コロンビア大学)による特別寄稿の論文を含め、多様なアプローチで展開する12の論文を収録。2001年に創立40周年を迎えた日本シェイクスピア協会の気鋭の研究者たちによるこれらの論考は、新たな世紀におけるシェイクスピア研究のさらなる可能性を示す。
目次
『タイタス・アンドロニカス』に見る能動としてのリテラシー
『間違いの喜劇』における交換の不調―インフレ・悪貨・時間
『じゃじゃ馬ならし』における結婚と強姦
『ウィンザーの陽気な女房たち』と『滑稽な伊達男』
「知ってのとおり、私はウェールズ人だから」―『ヘンリー五世』に見る民族/国民的アイデンティティの問題
イスラム恐怖を超えて―『オセロー』とトルコ化の不安のレトリック
帝王切開と「女」の死―『マクベス』の謎解き
時間、永遠、二枚舌―『マクベス』における観客の視点
『冬物語』における絶対者とその演劇性
『ヘンリー八世』への道―十七世紀初頭におけるイングランド史劇の展開
新世紀の本文研究/本文研究の新世紀
ジェイクスピアと初期近代世界の地理
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