出版社内容情報
暴力が日常化しているアメリカ社会。その転換期を顕現する文学テキストに示された、暴力に対する作家の意識と姿勢、未来への方向づけを読み解く。
内容説明
暴力が日常化しているアメリカ。入植以来400年にわたる文明進展の歴史は、反復される暴力によって築かれてきた。各時代を顕現する文学テキストに示された、暴力に対する作家の意識と姿勢を読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yay
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昨日NHKでヘミングウェイの特集をしており、彼のことが気になって読んだ。ヘミングウェイのことが書いてある第3章「ヘミングウェイと暴力」のみざっと読了。 ヘミングウェイを語る上で、暴力という言葉は外せない。なぜならアメリカの国民性である「暴力志向」はヘミングウェイにとっても無縁ではないはずだから。本文では、終生彼に取り憑いていた暴力の存在が最も色濃く現れている「闘牛、狩猟旅行、釣りの旅」に加え、彼が創始したとされる「非情の文体」を手掛かりとし、「ヘミングウェイと暴力」という問題が追求されている。2019/02/15
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