出版社内容情報
人間の復権を中世社会に見られた秩序の回復に見いだそうとする中世主義の流れを、その起源から、スコット、カーライル、アダムスらの線上に追尋。
内容説明
スコット、コベット、湖水派詩人、カーライル、ディズレイリ、ラスキン、モリス、アダムズ―19世紀の文人たちは、何故に中世に「秩序の夢」を見たのか?
目次
1 中世主義の起源―スコット
2 歴史的背景―コベット
3 視野の拡大―湖水派詩人とその同時代人
4 信仰と秩序―カーライル
5 中世主義の実践―イギリス青年党とディズレイリ
6 芸術と社会―ラスキンとモリス
7 中世主義の挫折―アダムズ