出版社内容情報
基本=原文どおり
<原著者が書いたとおりに訳す> この、当然のことが、いかに難しいか--翻訳のベテランが、数多くの実例を挙げながら、<なぜ間違えてしまうのか><どうすれば間違いを減らせるのか>を指導します.翻訳家志望者の方々は、一項目ごとに「そうか!」と驚かれることでしょう。
第1章 翻訳の基本
1.翻訳家の基本姿勢
2.翻訳の原則
3.訳文の文体
第2章 翻訳・要注意単語集
1.単語は見かけによらぬもの
2.イギリス言葉にご用心
第3章 訳文を改善する
1.訳文添削
2.翻訳語
3.英語に引きずられる
内容説明
“原著者が書いたとおりに訳す”この、当然のことが、いかに難しいか―翻訳のベテランが、数多くの実例を挙げながら、“なぜ間違えてしまうのか”“どうすれば間違いを減らせるのか”を指導します。翻訳に興味のある方々、翻訳家志望者の方々は、一項目ごとに「そうか!」と驚かれることでしょう。
目次
第1章 翻訳の基本(翻訳家の基本姿勢;翻訳の原則;訳文の文体)
第2章 翻訳・要注意単語集(単語は見かけによらぬもの;イギリス言葉にご用心)
第3章 訳文を改善する(訳文添削;翻訳語;英語に引きずられる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
5
購読本読了。他の方も書かれているように実務翻訳ではなく文芸翻訳対象。専門用語を自家薬籠中にする必要があるが、翻訳元が基本的に読み手に分かりやすいように書かれている説明文が多いのに対して情緒的で、時には読み手を無視し逆に作者の意図を考えなければならない文芸作品。単純比較は出来ないが、文芸翻訳はより難しくなる。色々と参考になり、勉強になった。翻訳者としての心構えや筆者の体験談も含まれ、興味深い内容。毎回思うことだが、英語力だけでなく日本語のセンスが良い。文芸翻訳に興味はないが、筆者の講座は一度受講してみたい。2019/03/25
minimu
5
タイトルと中身があっていない気がしますが、楽しく読めて勉強にもなりました(*^^*) 世に出回っている誤訳や迷訳を笑い飛ばし、正しい方向性を教えてくれる本です。別宮先生の本に似てるけどはるかにお手やわらか!いずれの失敗例も、翻訳時に論理的に考えてみれば「あれ?なんか変」と自分でわかりそうなもの。それを思い込みで「きっとこういうのが存在するんだろうな」と半分無意識でも思ってしまうのが誤訳のもとなのでしょうね。2014/08/29
カムナビ
3
タイトルからかっちりした内容かと思いきや、誤訳しがちなことをエッセイのように笑いも取り混ぜて紹介している。なかなか面白く読めたが、翻訳の基本は身についていない、、、2014/02/15
むらり
2
出版翻訳小説の翻訳家を目指してる人にはいいかもしれないが、実務翻訳では役に立たない。タイトルを「出版翻訳の基本」としてはどうか。2018/05/20
ISBN vs ASIN vs OPAC
2
オッサンのオナニーエッセイ集。嫌悪感や敵意をかきたてるのに最適。2013/11/23