出版社内容情報
辞書は引いた。文法も構文もわかる。なのに、スッキリ理解できないのはなぜ? 速読や多読では効かない、完璧に読むための10の鍵を丁寧に解説。
Part1 頭のはたらかせ方をお話ししましょう
「正しく読む」とはどういうことでしょう?/婉曲表現「かごの中のカナリアは生きていた」/比喩「弾は前から飛んでくるとはかぎらない」/もじり「ぜいたくは素敵だ」/指示語の中身「それは彼がそれにやらせたことだ」/名詞構文「親の知識なしに結婚する」/5W1H「メキシコ湾流は友好的な青い川」/andとbut「船は沈みかけている しかし彼らは船を揺さぶらない」/前提と焦点「忙しい人にはつねに仕事を与えろ」/有意志・無意志「人は職業を選ぶ際に多くのことを決める」/中間命題を入れる「また寝坊 ついに親族死に絶える
Part2 TIME/Newsweekの英文を読んでみましょう
内容説明
本書では、TIME、Newsweekから例文をたっぷり採り上げ、英文を読むときの霧がかかったようなじれったさの原因と解決法をさまざまな視点から分析。
目次
1 頭のはたらかせ方をお話ししましょう(「正しく読む」とはどういうことでしょう?;かごの中のカナリアは生きていた―婉曲表現;弾は前から飛んでくるとはかぎらない―比喩;ぜいたくは素敵だ―もじり;それは彼がそれにやらせたことだ―指示語の中身 ほか)
2 TIME・Newsweekの英文を読んでみましょう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shosei
3
不明な文は読み飛ばす。前後の文脈から類推する。自分はずっとそうやって英文を読んできました。それではいけないことを薬袋さんは強調します。わからない文はわかるまでとことん考える。猛省。本書で紹介される読み方の技法に深く納得しました。動詞の有意志・無意志。文中の焦点をずらす。中間命題を入れる。ぼんやり読み飛ばしてきた英文はこうして読めば意味がスッキリ通るのかもしれません。「もじり」には降参です。Generals always fight the last war…こんな格言まで知ってないと正確に読めないのか…2021/09/30
大竹 粋
3
後半のTIME記事はつかれる。まだまだすすっと読めない。動詞がたくさんある込み入った構文にはなれるしかないのかも。前半2度目でなんとか読み切った。諸読では理解不能でギブアップ。だって記号と照合しながらはつらいよ、慣れないと。2017/05/18
大竹 粋
2
たぶん3回目読了。ようやくなんとなくわかる部分がでてきた。英字新聞からの抜粋の後半の課題、難しいなあ。文章の中の述語動詞の確定は大事だけど、述語じゃない動詞や分詞が一人二役とかでどこにかかるのか、すぐにみわける(意味が取れる)のは難しい。他に体得するコツななんかないもんかのう。2017/07/18
rice
1
TIMEを読むというのは、かくも骨の折れる作業なのか。いやはや先は長い。2013/10/28
Nobody1
0
とてもよい本。一通り難関構文も習得したあと、さらなるレベルアップに。2017/08/29
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