出版社内容情報
理論的な裏付けに基づき「教室現場の半歩先を行く」中・高でのリーディングテストの作り方を解説する。とくに、検定教科書を利用した定期テストの作り方について焦点を当て、教科書とテストをつなぐ指導のあり方について提案する。
好評を博した『英語リーディングの科学』『英語で英語を読む授業』に続く「英語リーディング指導」シリーズの第3弾。同シリーズの完結編となる今回のテーマは英語リーディングテスト。理論的な裏付けに基づき、「教室現場の半歩先を行く」中学・高校でのリーディングテストの作り方を解説する。とくに、検定教科書を利用した定期テストの作り方について焦点を当て、教科書とテストをつなぐ指導のあり方について提案する。
はしがき
第1章 英語リーディングテストが求める読解力
第2章 テストで使用する文章と読み解く力
第3章 テスト形式と読み解く力
第4章 リーディングテストと他技能の関連
第5章 テスト得点解釈の留意点
第6章 中学校でのリーディングテスト:授業とテストをつなげるために
第7章 高校でのリーディングテスト:教科書を利用した定期テストの工夫
第8章 他技能と結びつけたリーディングの評価
第9章 多読や小テスト、音読テストでリーディングの力を測る
【著者紹介】
筑波大学大学院人文社会科学研究科教授。現在、小学校英語教育学会会長、関東甲信越英語教育学会会長、全国英語教育学会副会長。博士(言語学)。専門は英語教授法全般、リーディングおよび第二言語習得。編著書に『英語リーディングの科学』『英語で英語を読む授業』『英語リーディング事典』(ともに研究社)、『図解で納得! 英語情報ハンドブック』(ぎょうせい)、『第二言語習得の研究』(大修館書店)など多数。大学テキストや、検定英語教科書の編集にも携わっている。
内容説明
いま求められている英語のリーディング力を測るテストはどのように作ればいいのか。また、検定教科書を利用しつつ、しかし暗記すれば解けてしまうようなリーディングテストにならないようにするにはどうしたらいいのか。『英語リーディングの科学』『英語で英語を読む授業』に続く英語リーディング指導三部作の完結篇。
目次
第1部 英語リーディングの考え方(英語リーディングが求める読解力;テストで使用する文章と読み解く力;テスト形式と読み解く力;リーディングテストと他技能の関連;テスト得点解釈の留意点)
第2部 英語リーディングテストの作り方(中学校でのリーディングテスト―授業と定期テストをつなげるために;高校でのリーディングテスト―教科書を利用した定期テストの工夫;他技能と結びつけたリーディングの評価;多読や小テスト、音読テストでリーディングの力を測る)
著者等紹介
卯城祐司[ウシロユウジ]
北海道教育大学旭川校教育心理学科卒業。在学中、文部省派遣により米国南イリノイ大学心理学科に留学。北海道の公立高等学校3校の教諭として勤務の間、現職派遣として筑波大学大学院修士課程英語教育コースを修了。北海道教育大学釧路校助教授、筑波大学助教授、文部省在外研究(連合王国ランカスター大学言語学部)などを経て、現在、筑波大学人文社会系教授。博士(言語学)。文部科学省「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」、「外国語能力の向上に関する検討会」委員などを務め、現在、全国英語教育学会副会長(2013年度より会長就任予定)、小学校英語教育学会会長、関東甲信越英語教育学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。