内容説明
「ICUと言えば英語」と定評のある国際基督教大学の英語教育プログラムとは、いったいどういうものなのか。意外と知られていないその実状について、具体的な実践例を含め、総括的に明らかにし、21世紀の英語教育の進むべき道を提示する。「リベラル・アーツ」という教育理念の枠組みの中で構築され、実績を上げてきた「ICUの英語」―その目的から概要、カリキュラム、授業内容、評価に至るまで、すべての面から検証する待望の書。
目次
ICUのリベラル・アーツ教育
ELP(英語教育プログラム)の目的
ELPの概要
ELPのカリキュラム
読解と論文作法
精読と論文構成法
講義
コミュニケーション・ストラテジー
論文作成法
ソフォモア英語
ELPの運営
ELPへの評価
ELPと日本の大学英語教育
著者等紹介
富山真知子[トミヤママチコ]
国際基督教大学(ICU)教養学部語学科卒。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)より修士号取得(Teaching English as a Second Language)。ペンシルベニア州立大学(Pennsylvania State University)より博士号取得(Applied Linguistics)。アメリカでのESL教授経験を経たのち、日本の国立大、私大でも英語教授経験を持つ。2001年よりICU教授。英語教育プログラム(ELP)の主任を3年間務める。2005年より教養学部副部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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