出版社内容情報
本書は、認知言語類型論の新たな研究プログラムに基づき、これまでの文法研究を根源的に問い直す、画期的な研究書である。★従来の文法研究を根源的に問い直す独創的な研究書
本書は、認知言語学と言語類型論を統合する認知言語類型論(Cognitive Typology)の新たな研究プログラムに基づき、これまでの文法研究を根源的に問い直す、画期的な研究書である。
本書の枠組みであるラディカル構文文法のアプローチは、この認知言語類型論の視点から、多種多様な日常言語の文法パタンの綿密な類型化と一般化を通して、日常言語のメカニズムの固有性と普遍性の解明を試みている。本書は、音韻・形態、文法から意味、談話・テクストのレベルに至る包括的な言語のモデル化をめざし、厳密かつ明示的に定義された文法モデルに基づき、音韻・形態レベルから談話・テクストのレベルに関わる諸要因を考慮した言語現象の体系的な分析を提示している。
本書は、認知言語学、言語類型論の研究者だけでなく、形式文法、言語教育、言語習得、テクスト・談話研究、等の言語学の関連分野の研究者にとっても必読の研究書である。
第1部 統語カテゴリから意味地図へ
1章 統語論における論証とラディカル構文文法
2章 品詞
3章 統語カテゴリと意味の相対性
4章 節の統語的役割(「文法関係」)
第2部 統語的関係から記号的関係へ
5章 依存関係と構成素性と線形順序
6章 統語的関係に対するラディカルなアプローチ
7章 主要部と項と付加詞
第3部 普遍的構文から統語空間へ
8章 態の連続体
9章 等位接続-従位接続の連続体
10章 統語理論と言語理論
ウィリアム・クロフト[ウィリアム クロフト]
著・文・その他
山梨 正明[ヤマナシ マサアキ]
監修/翻訳
渋谷 良方[シブヤ ヨシカタ]
翻訳
内容説明
本書は、認知言語学と言語類型論を統合する「認知言語類型論」(Cognitive Typology)の新たな研究プログラムに基づき、これまでの言語学の研究を根源的に問い直す、画期的な研究書である。認知言語学、言語類型論の研究者だけでなく、形式文法、言語教育、言語習得、テクスト・談話研究、等の言語学の関連分野の研究者にとっても必読の書である。
目次
第1部 統語カテゴリから意味地図へ(統語論における論証とラディカル構文文法;品詞;統語カテゴリと意味の相対性 ほか)
第2部 統語的関係から記号的関係へ(依存関係と構成素性と線形順序;統語的関係に対するラディカルなアプローチ;主要部と項と付加詞)
第3部 普遍的構文から統語空間へ(態の連続体;等位接続‐従位接続の連続体;統語理論と言語理論)
著者等紹介
山梨正明[ヤマナシマサアキ]
1948年生まれ、静岡県出身。1975年、ミシガン大学大学院博士課程修了(言語学、Ph.D.)。京都大学名誉教授、関西外国語大学特任教授
渋谷良方[シブヤヨシカタ]
1975年生まれ、富山県出身。2005年、マンチェスター大学大学院博士課程修了(言語学、Ph.D.)。金沢大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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