出版社内容情報
★生成文法研究に基づく英語統語論の最前線
最初の著作『文(II)』(「現代の英文法シリーズ」第5巻、今井邦彦氏との共著、研究社1978年)以来、日本の英語学研究を牽引してきた著者が、研究生活の集大成として出版する英語学モノグラフ。生成文法の研究史で一貫して主要な研究テーマとなってきた補文標識選択、島の制約、ルート変形の適用可能性、受動化などに関わる様々な問題を、ミニマリスト・プログラムの主要概念であるフェイズおよび最小性原理の概念を用いて、原理的に説明する。
はしがき
第1章 補文標識の選択
第2章 補文標識分布のより自然な説明を求めて
第3章 島的環境とδ役割
第4章 δ役割とルート変形
第5章 受動化と言語設計の3要因
第6章 まとめと結論
あとがき・参考文献・索引
【著者紹介】
現在、学習院大学教授。東京都立大学名誉教授。日本英語学会元会長・顧問。著書に『文・II』『英語の移動現象研究』(研究社)、『発見の興奮』『スタンダード英文法』(大修館書店)、『ファンダメンタル英語学』(ひつじ書房)、『Locality and Syntactic Structures』(開拓社)、など。
内容説明
日本の英語学研究を牽引してきた著者が、これまでの研究の集大成として出版する英語学モノグラフ。生成文法の研究史で一貫して主要な研究テーマとなってきた問題を、ミニマリスト・プログラムの中核的概念であるフェイズおよび最小性原理の概念を用いて、原理的に説明する。
目次
第1章 補文標識の選択
第2章 補文標識分布のより自然な説明を求めて―フェイズ理論による説明
第3章 島的環境とδ役割
第4章 δ役割とルート変形
第5章 受動化と言語設計の3要因
第6章 まとめと結論
著者等紹介
中島平三[ナカジマヘイゾウ]
1946年東京生まれ。1972年東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了(文学修士)、1982年米国アリゾナ大学大学院言語学科博士課程修了(Ph.D.)。東京都立大学人文学部教授などを経て、学習院大学文学部教授、東京都立大学名誉教授。その間、東京都立大学附属高等学校長、学習院初等科長、MIT客員研究員(フルブライト上級研究員)、ハーバード大学客員研究員、日本英語学会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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