異文化理解の語用論―理論と実践

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異文化理解の語用論―理論と実践

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327401375
  • NDC分類 801
  • Cコード C3082

出版社内容情報

「日本人は謝ってばかりいる」とよくいわれるが、本当だろうか。

 対人関係を良好に保つためにひとはことばをどう使うのだろうか。また、文化によって違いがあるのだろうか。たとえば、日本人の謝罪の仕方や不賛成の意見の表わし方は、欧米人とどのように違うのだろうか。こうした異文化間におけることばの使い方の問題を理論と具体的な調査研究の両面から取り上げる。
 また、言語学や異文化間コミュニケーションを学ぶ大学生、大学院生の参考になるように、調査研究(フィールドワーク)のためのデータ収集の手法も紹介する。

著者紹介/著者による他の著作等
ヘレン・スペンサー=オーティー 英国ルートン大学主席研究員(言語学)。
浅羽亮一(あさば りょういち) 明海大学教授。訳書に、ジェニー・トマス著『語用論入門』(研究社)、『ロングマン・アレクサンダー英文法』など。

第1章 はじめに:言語と文化とラポールマネジメント(ヘレン・スペンサー=オーティー)
第2章 ラポールマネジメント:分析のための枠組み(ヘレン・スペンサー=オーティー)
 2.1 はじめに/2.2 「フェイス」の普遍的必要性/2.3 ラポールを脅かす行動:フェイスおよび社会的権利のマネジメント/2.4 ラポールを維持・管理するためのストラテジー[2.4.1 発語内行為の領域:発話行為ストラテジー、2.4.2 他のラポールマネジメント領域、2.4.3 上位ストラテジーとコミュニケーションスタイルの変域]/2.5 ストラテジーの使用に影響を与える要因:(1)ラポールへの方向性/2.6 ストラテジーの使用に影響を与える要因:(2)状況的変数[2.6.1 参与者と参与者間の関係〈2.6.1.1 支配力、2.6.1.2 距離、2.6.1.3 支配力と距離の相互関係、2.6.1.4 参与者の数〉、2.6.2 メッセージ内容:コストと利益、2.6.3 社会的/相互作用的役割、2.6.4 コミュニケーション活動、2.6.5 状況の全体的判断]/2.7 ストラテジーの使用に影響を与える要因:(3)語用論的慣習[2.7.1 社会語用論的慣習、2.7.2 語用言語学的慣習]/2.8 ラポールマネジメントの結果/2.9 ラポールマネジメントと文化
転移の量的研究:Yoon(1991)、4.4.2 語用論的転移の質的研究:Tyler(1995)]/4.5 語用論的転移を説明する[4.5.1 語用論分析への3つの問い、4.5.2 語用論的能力と語用論的転移〈4.5.2.1 コミュニケーションの効率性:関連性、4.5.2.2 話し手の好み、文脈の選択、社会・文化的な慣習〉]/4.6 語用論的転移には複数のタイプがあるのか/4.7 語用論的転移は第2言語習得とどう関係するか[4.7.1 語用論的転移と第2言語習得、4.7.2 「語用論的転移」は有用な用語か]
第5章 日本人とアメリカ人は職場で相手への否定的評価をどう伝えるか(ローラ・ミラー)
5.1 はじめに/5.2 否定的評価/5.3 異文化間の会話の調査/5.4 多文化環境の職場における否定的評価/5.5 結論
第6章 語用論研究におけるデータ収集(ガブリエル・キャスパー)
6.1. 口頭によるインタラクション[6.1.1 自然談話、6.1.2 誘出会話、6.1.3 ロールプレイ]/6.2 アンケート[6.2.1 言語産出アンケート、6.2.2 多肢選択、6.2.3 評価尺度]/6.3 インタビュー/6.4 ダイアリー/6.5 発話思考法/6.6 結論

内容説明

対人関係を良好に保つためにはひとはことばをどう使うのだろうか。また、文化によって違いがあるのだろうか。たとえば、日本人の謝罪の仕方や不賛成の意見の表わし方は、欧米人とどのように違うのだろうか。こうした異文化間におけることばの使い方の問題を理論と具体的な調査研究の両面から取り上げる。また、調査研究のためのデータ収集の手法も紹介する。

目次

第1章 はじめに:言語と文化とラポールマネジメント
第2章 ラポールマネジメント:分析のための枠組み
第3章 「私のせいじゃありません!」:日本語・英語では、いわれのない非難にどう応答するか
第4章 異文化間コミュニケーションにおける語用論的転移
第5章 日本人とアメリカ人は職場で相手への否定的評価をどう伝えるか
第6章 語用論研究におけるデータ収集

著者等紹介

浅羽亮一[アサバリョウイチ]
東京教育大学卒業。シドニー大学Dip.TEFL取得。元明海大学教授

田中典子[タナカノリコ]
早稲田大学大学院修士課程文学研究科修了(英文学専攻)。英国ランカスター大学博士課程修了(言語学、Ph.D.)。現在、明海大学教授

津留崎毅[ツルサキタケシ]
青山学院大学大学院修士課程文学研究科修了(英米文学専攻)。現在、明海大学助教授

鶴田庸子[ツルタヨウコ]
筑波大学大学院修士課程修了。英国ルートン大学人文学部言語学科博士課程修了(Ph.D.)。現在、一橋大学留学生センター助教授

熊野真理[クマノマリ]
津田塾大学卒業。英国ランカスター大学修士課程修了。現在、津田塾大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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livre_film2020

25
インタビューの実践法について知りたくて読んだが、私の思っていたインタビューと違った。ここでのインタビューは、何かを被験者に実行してもらった後に振り返りを語ってもらうインタビューだった。よって、実験後すぐにインタビューを行わないと意味がないといった旨が書かれていた。2023/06/26

Masatoshi Kitada

0
In this book, definitions of technical terms on pragmatics, as of 2004, are given first and results of some preceding research are provided to indicate issues to be further experimented. Although explanations on the issues are presented briefly due to a s2014/03/02

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