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小説の文体―英米小説への言語学的アプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 323p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327401344
  • NDC分類 930.26
  • Cコード C3080

出版社内容情報

文学と語学の交歓! 言語学研究の新しい地平

 これまで分化してきた文学研究と語学研究の狭間を埋め、どちらの研究者にも新しい方向性を示唆する名著の翻訳。新文体論の基本的な概念と技法を、文学作品をテクストとして具体的、かつ多視野にわたって論述する。付章では、原著以降今日までの研究動向と今後の課題を、新たに書き下ろし、展望する。

著者紹介
 原著者のG.N.リーチは、イギリスの高名な文法学者で、語法のマイケル・スワン、語学教育のウィドゥソンらとともに、日本でもよく知られている。M.H.ショートは、イギリスの文体論学者で、この方面の著作も多い。

著者の日本語版への序文
序論
第1章 分析方法とその実例
第2章 言語と小説世界
第3章 心的スタイル
第4章 テクストの修辞法
第5章 談話と談話状況
第6章 小説の中の会話
第7章 発話と思考の表出
第8章(付章)20年を経て
詳細な参考文献ほか

内容説明

わが国の大学においては、いつのころからか、文学研究と語学研究が分化してきた。英文科の学生たちは、英文学か米文学か英語学のどれかを専攻するようになった。同じような現象はすでに、本家イギリスにおいても、英文学と英語学の分裂として問題意識され、1980年代から、文体論学者たちを中心に、文学は「言語学研究の新しい地平」として、次々に著作が発表される。本書は、1981年に書かれ、新文体論の基本的な概念と技法を説いた、いわばその古典的名著の翻訳であるが、20年を経て著者のひとりが、その間の動向を新たに書き下ろし、付章として加え、今後の文学と語学研究の指針を提示する啓蒙の書である。

目次

第0章 序論
第1章 分析方法とその実例
第2章 言語と小説世界
第3章 心的スタイル
第4章 テクストの修辞法
第5章 談話と談話状況
第6章 小説の中の会話
第7章 発話と思考の表出
第8章(付章) 20年を経て

著者等紹介

筧寿雄[カケヒヒサオ]
1930年生。九州大学文学部卒業、北海道大学大学院(旧制)修了。フルブライト留学生としてテキサス州立大学留学。ハワイ東西センター研究員。神戸大学文学部教授を経て、神戸学院大学院教授。現在は神戸大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

existence

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こういうのが読みたかった。ミクロな視点から文体とその効果を分析・理解したい人にうってつけ。2019/07/20

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