出版社内容情報
豊富な例文に基づき、自動詞構文の適格性条件を提唱!
本書は、there構文、way構文、(擬似)受身文、同族目的語構文、結果構文、被害受身文、「~てもらう/~てくれる」構文など、日英語の9つの構文を取り上げ、これらの構文の適格性が、文の構造や動詞の意味というような一枚岩で捉えられるものではなく、動詞と文中の他の要素、および談話上の規則が相互に関連しあって決定づけられる意味的、機能的、談話的現象であることを提唱するものである。
目次
はしがき/序章 自動詞の2分類/第1章 There構文と非対格性/第2章 Way構文と非能格性/第3章 同族目的語構文と非能格性/第4章 擬似受身文と非能格性/第5章 日本語の被害受身文と非能格性/第6章「~にVしてもらう」構文と「~がVしてくれる」構文/第7章 日英語の結果構文と非対格性/第8章 名詞句からの外置構文と数量詞遊離構文/終章 結語
内容説明
本書は、これまでの言語研究で多くの関心を集めてきた日英語の諸構文、たとえば英語のthere構文、(擬似)受身文、同族目的語構文、日本語の被害受身文、「~てもらう」と「~てくれる」構文、日英語の結果構文など、9つの構文を取り上げ、機能的分析を提示したものである。
目次
序章 自動詞の2分類
第1章 There構文と非対格性
第2章 Way構文と非能格性
第3章 同族目的語構文と非能格性
第4章 擬似受身文と非能格性
第5章 日本語の被害受身文と非能格性
第6章 「~にVしてもらう」構文と「~がVしてくれる」構文
第7章 日英語の結果構文と非対格性
第8章 名語句からの外置構文と数量詞遊離構文
終章 結語
著者等紹介
高見健一[タカミケンイチ]
1952年、兵庫県生まれ。1979年、大阪教育大学大学院修士課程修了。1990年、東京都立大学文学博士。現在、東京都立大学人文学部助教授
久野すすむ[クノススム]
1933年、東京都生まれ。1958年、東京大学大学院修士課程修了。1964年、ハーヴァード大学言語学科Ph.D.現在、ハーヴァード大学言語学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。