出版社内容情報
各地の異なる 〈風土〉、言葉を生み出す 〈人間の本質〉 との組合せにより結果として生じた 「様々な英語」 について現代の視点から述べた。
内容説明
英語はイングランドの地で育まれ根を張るようになったが、イングランドだけでなく周辺のケルトの国々、さらには海を越え世界の各地で根を張り育ってきた。本書では、それらを育ててきた〈風土〉、そのように育つ〈木の本質〉、そして〈風土〉と〈木の本質〉との組み合わせにより結果として生ずる「様々な英語」について述べたものである。
目次
プロローグ 世界の中の英語、民族語としての英語
第1章 英語発祥の地イングランドとケルトの国々(イングランドで英語が公用語および国語に至る長い道程;ケルトの国と英語と民族のアイデンティティ;均一性と多様性を併せ持つイギリス英語と象徴としてのケルト語;現代英語と英語の歴史)
第2章 移住者からなる国々(「るつぼ社会」とアメリカ合衆国;「モザイク社会」とカナダ;「白人社会」とオーストラリア、ニュージーランド)
第3章 様々な英語と母語の本質
エピローグ Englishes