統率・束縛理論

統率・束縛理論

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  • サイズ A5判/ページ数 552p
  • 商品コード 9784327400859
  • NDC分類 801.5
  • Cコード C3082

出版社内容情報

 生成文法30年の言語学的思考によって初めて可能となった普遍文法研究を一気に推し進め、前人未踏の新地平を開くに至っているもの。原著の全訳。   

内容説明

本書は、チョムスキーのLectures on Government and Binding(1981)の全訳である。それは生成文法30年の言語学的思考によって初めて可能となった普遍文法研究を一気に推し進め、前人未踏の新地平を開くに至っているものである。精緻な言語学的一般化を極限的な形で具現しているその理論体系には、壮大な建築美を思わせるものがある。

目次

第1章 核文法理論の概要
第2章 核文法の下位体系
第3章 統率と束縛について
第4章 空範ちゅうの指定
第5章 関連するいくつかの論題(指標理論;前置詞句;ECPの修正;複合形容詞構文)
第6章 空範ちゅうとα移動規則

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

3
言語に生物学的基礎を与えれば、その進化の説明が必要だ。統率・束縛理論(government and binding theory /GB理論)では、文を支配・被支配関係と制約(束縛)に置き換え、主語・目的語のような区別でなく構造として捉えて、この構造から再帰代名詞と代名詞の区別(束縛理論)や際限ない変形規則の集約を可能にした。一方、本書が大著なのは、その普遍部分に原理、可変部分にパラメータを導入して言語の進化の説明をする過程で理論が複雑化したからだろう。著者はMPでこれらをMergeの操作に集約していく。2017/05/22

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