出版社内容情報
心理学・認知言語学において重要な研究テーマの1つである「比喩」について、哲学、心理学、言語学、人類学など諸分野の研究を検討し、文学作品を含む様々な具体例を豊富に挙げながら、どのように人間の認知と関わってくるかを検証した包括的な解説書。メタファー、メトニミー、アイロニー、イディオムのほか、子供のメタファー理解なども取り上げている。著者はメタファーの心理学・認知言語学的研究における現代の第一人者であり、本書はその研究の集大成として、論文などに引用される頻度も高い。
内容説明
心理学・認知言語学において重要な研究テーマの1つである「比喩」について、哲学、心理学、言語学、人類学など諸分野の研究を検討し、文学作品を含むさまざまな具体例を豊富に挙げながら、どのように人間の認知と関わってくるかを検証した包括的な解説書。メタファー、メトニミー、アイロニー、イディオムのほか、子供のメタファー理解なども取り上げている。著者はメタファーの心理学・認知言語学的研究における現代の第一人者であり、本書はその研究の集大成として、論文などに引用される頻度も高い。
目次
第1章 序と本書の概観
第2章 字義的に考える、字義的に話す
第3章 比喩的言語の理解は特別な過程なのか
第4章 言語と思考におけるメタファー
第5章 メタファー表現の理解
第6章 イディオム性
第7章 メトニミー
第8章 アイロニー
第9章 子どもの詩的な心
第10章 今後の方向性
著者等紹介
辻幸夫[ツジユキオ]
認知科学・言語心理学。慶應義塾大学教授
井上逸兵[イノウエイッペイ]
社会言語学・英語学。慶應義塾大学教授
小野滋[オノシゲル]
認知科学・認知心理学。シノベイト株式会社勤務
出原健一[イデハラケンイチ]
認知言語学。滋賀大学准教授
八木健太郎[ヤギケンタロウ]
日本語学・意味論。北陸大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。