出版社内容情報
なぜ『マルタの鷹』はハードボイルド小説の原点にして、なおかつ極北であるのか。宿命の女、探偵小説史、都市、戦争、イノセンス等のキー・コンセプトを足がかりに、不朽の古典を徹底的に解剖する。
小鷹信光氏推薦!
「ハメットの聖典を精密に読み解く俊英にやっとめぐりあえた」
なぜ『マルタの鷹』はハードボイルド小説の原点にして、なおかつ極北であるのか――ファム・ファタール、探偵小説史、モダニスト・アンダーステートメント、偶然と不条理、アメリカ的イノセンス、戦争と死の消費、都市と警察、ファルスといったキー・コンセプトを足がかりに、不朽の古典を徹底的に解剖する。
『マルタの鷹』本文への詳細な語注を巻末に付す。
・イントロダクション
・講義:第1講~第23講
・語注
【著者紹介】
東京大学文学部准教授。1970年東京生まれ。ニューヨーク州立大学バッファロー校博士課程修了。学芸大学、東大駒場を経て、現職。ウィリアム・フォークナーを中心とした20世紀アメリカ文学を研究。現代小説、ミステリにも造詣が深い。著書に『ウィリアム・フォークナーの詩学1930-1936』(すぐれたアメリカ研究に贈られる清水博賞を受賞)、共著に『アメリカ文化入門』(三修社)。光文社古典新訳文庫のハメット『ガラスの鍵』解説も担当。
内容説明
なぜ『マルタの鷹』はハードボイルド小説の原点にして極北であるのか―ファム・ファタール、探偵小説史、戦争と死の消費、モダニスト・アンダーステートメント、偶然と不条理、アメリカ的イノセンス、都市と警察、ファルスといったキーワードを足がかりとして、不朽の名作に新たな光を当てる。『マルタの鷹』本文への詳細な語注を巻末に付す。
著者等紹介
諏訪部浩一[スワベコウイチ]
1970年生まれ。上智大学卒業。東京大学大学院修士課程、ニューヨーク州立大学バッファロー校大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、東京大学文学部・大学院人文社会系研究科准教授。専攻はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
k5
すえ
hikarunoir
tyfk