出版社内容情報
「よくわかる比喩」のしくみがよくわかる!
「愛」は「炎」と見立てることで「熱い思い」が「燃え上がる」(メタファー)。
カレー(部分)でカレーライス(全体)とわかるので、「今夜はカレー」はライス付き(メトニミー)。さまざまな比喩を身近な例でわかりやすく、親しみやすく解きほぐす。広大無辺なことばの宇宙への案内書。
瀬戸賢一(せと けんいち)
1951年京都市生まれ。大阪市立大学文学研究科後期博士課程単位取得。博士(文学)。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授。専門は英語学・レトリック。
おもな著書は、『空間のレトリック』(1995年、海鳴社)、『メタファー思考』(1995年、講談社)、『認識のレトリック』(1997年、海鳴社)、『文化と発想とレトリック』(1997年、共著、研究社)、『日本語のレトリック』(2002年、岩波書店)、『ことばは味を超える ―― 美味しい表現の探求』(2003年、編著、海鳴社)、『味ことばの世界』(2005年、共著、海鳴社)など。
はじめに
序章 ことばは誰のものか
パート I 比喩のはじまり
第1章 ことばと物/第2章 分けて分かる/第3章 形の比喩
パート II 空間の中で
第4章 内外の比喩/第5章 上下の比喩/第6章 中心と周辺の比喩
パート III ことばの横すべり
第7章 隣接の世界/第8章 ことばの経済/第9章 隣接のパタン
パート IV 動きの中で
第10章 旅することば/第11章 起点と着点/第12章 時間のことば/第13章 比喩は人とともに
終章 2500年比喩の旅
やさしい読書案内
あとがき
内容説明
比喩は、ことばの本質に根ざす。時のふるいにかけられて日常言語に定着した比喩は、人間の知恵と営みの生き証人である。本書は、日常の比喩をわかりやすく解きほぐすと同時に、「よくわかる比喩」とは何か、なぜそれがよくわかるのかを考える。比喩はメタファーが中心だが、隣接する比喩にも十分なスペースを割いた。ことばへの興味が深まる一冊。
目次
ことばは誰のものか
1 比喩のはじまり
2 空間の中で
3 ことばの横すべり
4 動きの中で
二五〇〇年比喩の旅
著者等紹介
瀬戸賢一[セトケンイチ]
1951年京都市生まれ。大阪市立大学文学研究科後期博士課程単位取得。博士(文学)。大阪市立大学大学院文学研究科教授。専門は英語学・レトリック
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