イギリス思想叢書
ウィリアム・モリス

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784327352219
  • NDC分類 750.233
  • Cコード C1323

出版社内容情報

「美学」から発展した「芸術社会主義」の思想

 壁紙の図案や室内装飾、プリント木綿製品や本の挿絵・装丁など、幅広い分野のデザイナーとして有名なウィリアム・モリスの思想家としての生涯をたどる。自らの創造力を結晶化できる芸術家として「よろこびとしての労働」という概念を抱いた彼は、その後、美学と政治思想を結びつけ、「美しい社会」をめざす「芸術社会主義」ともいえる独自の思想を展開した。

著者紹介/著者による他の著作等
名古忠行(なこ ただゆき)
 『フェビアン協会の研究』『イギリス社会民主主義の研究』(ともに法律文化社)。

まえがき
プロローグ――ウィリアム・モリスの歴史的意義
第1章 天職を求めて
第2章 芸術と政治 
第3章 芸術の思想
第4章 労働の思想
第5章 フェローシップの思想
第6章 革命の思想
第7章 コミュニズム
第8章 「美しい社会」のヴィジョン
第9章 ウィリアム・モリスの政治活動
エピローグ――永遠なるウィリアム・モリス
注/ウィリアム・モリス関連年譜/あとがき/参考文献/索引

内容説明

近代デザインの祖として有名なウィリアム・モリスは、現実社会にめざめた実践的な芸術家として、「よろこびとしての労働」という概念を抱く。その後、美学と政治思想を統合し、「美しい社会」の実現をめざす「芸術社会主義」という独自の思想を展開した。

目次

プロローグ ウィリアム・モリスの歴史的意義
第1章 天職を求めて
第2章 芸術と政治
第3章 芸術の思想
第4章 労働の思想
第5章 フェローシップの思想
第6章 革命の思想
第7章 コミュニズム
第8章 「美しい社会」のヴィジョン
第9章 ウィリアム・モリスの政治活動
エピローグ 永遠なるウィリアム・モリス

著者等紹介

名古忠行[ナコタダユキ]
1942年、京都府に生まれる。1965年、同志社大学法学部政治学科卒業、1968年、同大学大学院修士課程修了、1988年‐89年、オクスフォード大学ナフィールド・カレッジおよびラスキン・カレッジにて在外研修。現在、山陽学園大学コミュニケーション学部教授。岡山大学法学博士。専攻は、政治学・政治思想史
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感想・レビュー

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左手爆弾

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モリスの生涯と思想の羅列。「モリスは××年に○○をした」→「モリスはこう言っている(原典引用)」→「これはこういう意味である」or「当時はこういう時代であった」という流れを繰り返しながら最後までいく。モリスの紹介としては悪くないが、1つの本としてはひどく退屈であるといわざるをえない。第三章の「芸術の思想」が一番面白い。モリスを特徴づけるのはまさにこのあたりであろうと思われる。2012/05/25

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