英語学モノグラフシリーズ<br> 英語から日本語を見る

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327257132
  • NDC分類 801.09
  • Cコード C3380

出版社内容情報

 どの言語にも当てはまる普遍文法の原理・原則(principles)と、言語間の表面的な相違を生み出す媒介変数(parameters)にもとづき、言語の共通性と相違性を解明しようとする接近法をPPアプローチ(principles-and-parameters approach)という。このPPアプローチの立場から、日英語の現象的な異同や、英語に当てはまる規則性が日本語にも当てはまるのかというという問いに迫り、それぞれの言語の構造的な特質を明らかにする。

著者紹介/著者による他の著作等
西垣内泰介(にしがうち たいすけ) 神戸松蔭女学院大学教授。
石居康男(いしい やすお) 神田外語大学教授。

第1章 序論
1.1 はじめに
1.2. 英語から日本語を見る
第2章 日本語の語順と構造
2.1 日本語の語順
2.2 日本語の構造と「かきませ」
2.3 日本語の基本構造
 2.3.1 代名詞の指示とc統御/2.3.2 数量詞の遊離
2.4 「かきまぜ」をめぐって
 2.4.1 QFによる議論/2.4.2 量化表現のスコープ
2.5 「かきまぜ」の多様性
 2.5.1 「かきまぜ」の複数回適用/2.5.2 長距離の「かきまぜ」/2.5.3 VPへの移動/2.5.4 二重目的語構文
2.6 移動規則としての「かきまぜ」
 2.6.1 A移動とA′移動/2.6.2 2つの移動と束縛理論/2.6.3 「かきまぜ」と束縛条件/2.6.4 「中間位置」での束縛/2.6.5 「かきまぜ」と再構成
2.7 文の構造と量化
 2.7.1 投射仮説/2.7.2 統語構造と投射仮説/2.7.3 2つの存在量化/2.7.4 「は」と2つの「が」/2.7.5 構造との対応
2.8 まとめ
第3章 名詞句移動
3.1 はじめに
3.2 日本語における主語の位置
3.3 繰り上げ文
3.4 受動文
 3.4.1 直接受動文と間接受動文/3.4.2 相互c統御条件再考/3.4.3 「に」受動文と「によって」受動文/3.4.4 間接受動文の「に」句と直接受動文の「に」句/3.4.5 対格付与能力の吸収/3.4.6 間接受動文における外項のθ役割の抑能性/5.2.2 「ゆるやかな同一性」再考
5.3 動詞と時制辞の結合とV-to-I移動
 5.3.1 結合が阻止される場合/5.3.2 助動詞の解釈と構造
5.4 Yes/No疑問文とI-to-C移動
 5.4.1 疑問マーカーのない疑問文/5.4.2 英語とフランス語/5.4.3 日本語のI-to-C移動再び
5.5 受動文とV-to-V移動
5.6 まとめと今後の展望

目次

第1章 序論
第2章 日本語の語順と構造(日本語の語順;日本語の構造と「かきまぜ」 ほか)
第3章 名詞句移動(日本語における主語の位置;繰り上げ文 ほか)
第4章 日本語のWH構文(「WH移動」と日本語;日本語のWH構文 ほか)
第5章 主要部移動(VP削除とV‐to‐I移動;動詞と時制辞の結合とV‐to‐I移動 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

books

0
国語学や日本語学では言われていなかったことを生成文法の枠組みを用いることで指摘できちゃったりする。さらに、その説明はほかの言語の現象についてもあてはまるという点で、生成文法の基本姿勢とも合致している。

niko

0
言語学全体、もしくは統語論全体を扱っているわけではないのですが、だからこそ特定のトピックについてきちんと書いてあってよかったです。基礎が出来ていればそれ程難しい内容ではないと思います。また、参照されている論文等にも面白そうな物がけっこうあって、本文を読みながら巻末の参照部分から読みたいものに印をつけていったので、これからしばらくは楽しめそうです。2009/11/19

御光堂

0
タイトルだけ見ると英語と日本語の一般的な比較論のような印象を持つが、生成文法の専門書。内容も生成文法をかなり修めていないと難しい。まだまだ不勉強な自分には難しかった。

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