出版社内容情報
柴田元幸による新シリーズ。英語で書かれた小説を隅々まで味わう。
◎詳細な註、周到な訳、一人で学べる「教室」
◎ポーやディケンズの定番から、斬新な現代小説まで
◎恐怖小説の真髄は細部にあり!
<シリーズ紹介>
●英語で書かれた最良の小説を精選し、読者が一人で隅々まで味わえるよう、詳細な註と解説を施した全6巻シリーズ。
●読者が自分の読みを確認できるよう、対訳も付す。
●各巻ごとにテーマを決めて、好みの内容が選べるよう配慮。古典から現代まで幅広く、英語圏全体から作品を選択。また作品ごとに難易度を表記。
<編著者より>
外国語を短時間読んで、一定の情報を解析し、処理するような読み方が、グローバル化したと言われている今の世の中ではたぶん要請されているのだと思います。それはそれで大事なことにちがいありません。でもそういう、脳内ストップウォッチと競争するような読み方からちょっと離れて、英語で書かれたすぐれた小説をゆっくりじっくり読みたいと思う人もそれなりにいるにちがいない、そしてそういう人たちの多くは、その助けになるような本があったらいいのにと思っているにちがいない……そうした確信からこのシリーズは生まれました。
翻訳で読んでも、もちろん小説のよさは、かなりの部分、感じとれます。ですが、原文をじかに読んで味わえる楽しさは、やはり格別です(翻訳者が言うんだから間違いありません)。そして、楽しむために必要なのは、語学力です。また逆に、語学力をつけるのに最良の手段は、楽しんで読むことです。語学的なことをあれこれ考えながら、小説の中で生きている人たちのこともあれこれ考えているうちに、語学力も小説を楽しむ力も自然と身につくような、そういう体験をこのシリーズが提供することを願って、知恵を絞って作品を選び、註をつける。要するに、「自分が学生のころにあったら使ったと思える本」を作りました。同好の士が集まってくれますように。
<目次>
Virginia Woolf, “A Haunted House” (1921)
(ヴァージニア・ウルフ「幽霊屋敷」)
Edgar Allan Poe, “The Masque of the Red Death”(1842)
(エドガー・アラン・ポー「赤死病の仮面」)
Charles Dickens, “The Signal-Man” (1866)
(チャールズ・ディケンズ「信号手」)
Elizabeth Bowen, “The Demon Lover” (1941)
(エリザベス・ボウエン「悪魔の恋人」)
Angela Carter, “The Loves of Lady Purple” (1974)
(アンジェラ・カーター「レイディ・パープルの情事」)
Brian Evenson, “Windeye” (2012)
(ブライアン・エヴンソン「ウインドアイ」)
内容説明
詳細な註、周到な訳、一人で学べる「教室」。ポーやディケンズの定番から、斬新な現代小説まで。恐怖小説の真髄は細部にあり!
目次
ヴァージニア・ウルフ「幽霊屋敷」
エドガー・アラン・ポー「赤死病の仮面」
チャールズ・ディケンズ「信号手」
エリザベス・ボウエン「悪魔の恋人」
アンジェラ・カーター「レイディ・パープルの情事」
ブライアン・エヴンソン「ウインドアイ」
著者等紹介
柴田元幸[シバタモトユキ]
翻訳家、東京大学名誉教授。東京都生まれ。ポース・オースター、レベッカ・ブラウン、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソンなど、現代アメリカ文学を数多く翻訳。2010年、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』(新潮社)で日本翻訳文化賞を受賞。2017年、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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