災害と厄災の記憶を伝える―教育学は何ができるのか

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災害と厄災の記憶を伝える―教育学は何ができるのか

  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326985135
  • NDC分類 371

目次

序章 災害と厄災の記憶に教育がふれるとき
第1部 場所が語りだす記憶に耳を傾ける(“非在のエチカ”の生起する場所―水俣病の記憶誌のために;東日本大震災における教師の責任―ある保育所をめぐる裁判を事例として;災害ミュージアムという記憶文化装置―震災の想起を促すメディア;広島のアンダース―哲学者の思考に内在する文化的記憶論と“不安の子ども”)
第2部 厄災を受けとめる思想の作法を探る(災害の社会的な記憶とは何か―出来事の“物語”を“語り‐聴く”ことの人間学的意味について;厄災に臨む方法としての「注意」―「不幸」の思想家との対話;学校で災害を語り継ぐこと―“戸惑い”と向き合う教育の可能性)
第3部 次世代に伝える課題の重さを考える(それからの教育学―死者との関わりから見た教育思想への反省;問いの螺旋へ―東日本大震災と教育哲学者の語りの作法;カタストロフィーと教育学―いまだ明らかにされていない両者の関係性をめぐって)
終章 厄災ミュージアムの建築プラン―記憶し物語り伝達し公共的に活動する場を目指して

著者等紹介

山名淳[ヤマナジュン]
現在、京都大学大学院教育学研究科准教授

矢野智司[ヤノサトジ]
現在、京都大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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