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松本健一伝説シリーズ
三島由紀夫亡命伝説 (増補・新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326950393
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0091

内容説明

1970年11月25日三島由紀夫は「美しい天皇」像を一人ひっさらって、この日本から亡命(かけおち)していった。「三島由紀夫が虚構したもの」を克明に辿る松本健一伝説シリーズ第二冊。

目次

1 三島由紀夫亡命伝説(回帰すべき場処;美しい詩=死;血しぶき)
2 「三島由紀夫」との三十五年(恋闕者の戦略;田原坂の空間から;三島神話と法の裁き;「からっぽな」日本への警鐘―三島由紀夫の再登場が意味するもの;『三島由紀夫 剣と寒紅』裁判を批判する―文学を裁く法の論理)
3 講演「日本における絶対性を求めて」―三島由紀夫が虚構したもの

著者等紹介

松本健一[マツモトケンイチ]
評論家、麗澤大学教授。1946年、群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。法政大学大学院で近代日本文学を専攻。在学中の評伝『若き北一輝』で注目される。1995年、『近代アジア精神史の試み』でアジア太平洋賞、2005年には、司馬遼太郎賞、『評伝 北一輝』で毎日出版文化賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひろゆき

1
亡命と書いて「かけおち」と読む。戸籍や故郷といった自らの身分を保証していたものからの脱走。三島由紀夫の不可解な生き方、あまりに心情的な右翼的言説、そして死について、まとまった見方を教えられた。思想は相対的、心情は絶対的。ロマンチシズムはすべてに目を瞑る。と確信する男に論争するのは無駄だよね。天皇の人間宣言を強く怨み、うちなる天皇を守るため、実際の天皇を殺すことも口走る。近くにいたら、ふつう誰もが困ってしまう奴。危険で役に立たぬが文学か。我が身分析しても、うちなる天皇などは出てこないのが、今は自然。2012/11/11

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