出版社内容情報
貨幣経済の根幹となるマネーサプライの日本経済における幕末以来の状況について検討を加え,マネーサプライ量の決定過程とその過程で生じる金利体系の形成について検討する。
目次
マネーサプライ分析序説
第1部 マネーサプライ(幕末期の貨幣量とその流出量;維新期の貨幣量と金禄公債インフレーション;マネーサプライと金利の決定;マネーサプライトとインターバンク市場―規制型銀行資金市場の形成と変容)
第2部 マネーサプライと銀行行動(貨幣量の決定―再考;銀行行動とマネーサプライ;銀行行動と日銀理論;銀行資金市場と銀行行動;銀行行動と金利の決定)
第3部 貨幣需要と預金回転率(家計の貨幣需要;企業の貨幣需要;預金回転率と所得流通速度―諸市場のマクロ的関連と金利の決定)
第4部 マネーサプライの推計(戦前のマネーサプライ;戦後のマネーサプライ)