出版社内容情報
スカルノ独裁体制下の政治・経済・社会情勢を臨場感あふれる筆致で克明に描写。著者は、かつてのインドネシア「四大新聞主筆」のひとりだが、新聞は発禁処分を受けていた。
内容説明
「9月30日事件」の「嵐」が吹き荒れる前、インドネシアで何が起こっていたのか?スカルノ独裁体制下の政治、経済、社会情勢を臨場感あふれる筆致で描写。
目次
1961年―革命政府=プルムスタ指導者降伏の年(「マニポル=ウスデック病」;大臣が払えばいい;インドネシア共産党、入閣を望む;彼は鏡の前で泣く;「お嬢さん」の運動;国民は建物だけを思い出す;ルムンバ(コンゴ首相)の死
人生は車輪のようだ
「民主主義連盟」禁止される
ボーイスカウト設立 ほか)
1962年―西イリアン解放闘争の年(西イリアン解放闘争;マカッサル事件;インドネシア共和国革命政府、再び焦点となる;スハルト准将、マンダラ司令官に就任;独裁はその独裁者存命中は存在する;スパンドリオ、空軍少将になる;「アル事件」;シャフリルの逮捕;ジョス・スダルソの戦死;スカルノ宛ハッタ書簡 ほか)