奔放な生、うつくしい実験―まつろわぬ黒い女たち、クィアでラディカルなものたちの親密な歴史

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奔放な生、うつくしい実験―まつろわぬ黒い女たち、クィアでラディカルなものたちの親密な歴史

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  • サイズ 46判/ページ数 512p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326852062
  • NDC分類 367.253
  • Cコード C0095

出版社内容情報

20世紀初頭のゲットー、若い黒人の女たちは自由に生きたいと抗った。生きることそのものを芸術とする、親密で奔放な彼女たちの物語

どうやって生きればいい?──みだらでわがまま、不逞で犯罪的、「問題」とされた彼女たちは、支配されることを拒み、うつくしいものに焦がれ、もうひとつの世界を夢見て生きのびようとした。アーカイヴの限界から照らし出す、名もなき奔放なものたちのうつくしい生の実験。全米批評家協会賞受賞、ブラック・フェミニズムの傑作。
【原著】Saidiya Hartman, Wayward Lives, Beautiful Experiments, 2019, published by W.W.Norton & Company (USA)and Serpent's Tail(UK).


【目次】

方法論についてのノート
登場人物/舞台

第Ⅰ部 シティの道はずれの道をゆく彼女

スラムのおそろしい、うつくしさ
とるに足らぬ存在
好まれざる女
奴隷制と自由の親密な歴史
家事全般のためのマニュアル
奔放なものたちのアトラス
必要と欲求のクロニクル
やわらかな愛の瞬間、未来は可能に思えた

第Ⅱ部 ブラックベルトの性的地理

一九〇〇年 テンダーロイン 西四十一丁目二四一番地
一九〇九年 西六十一丁目六〇一番地 黒人の新居留地、あるいはリトル・アフリカのマリンディ
ミスタ・ビューティー、元黒人女性の自伝、オスカー・ミショーが配役することのなかった映画のシーンからの抜粋 ハーレム 一九二〇年代
家族アルバム、流れた未来―幻滅した妻は芸術家になる、七番街一八九〇番地

第Ⅲ部 うつくしい実験

短調の革命
奔放――可能性についての短い記述
暴徒のように集合した黒人の若い女たちのアナーキー
エヴァ・パーキンスのとらわれた生
ライオット、リフレイン
自由愛について講義する社会主義者
コーラスのうつくしさ
コーラスが道を開く

謝辞

解説――奔放な生を言祝いで[ハーン小路恭子]
訳者あとがき[榎本 空]

索引
原注
図版一覧

内容説明

「それはニグロがもっともうつくしかった時代で、彼女もまたうつくしかった」20世紀初頭のフィラデルフィアやハーレム。みだらでわがまま、不逞で犯罪的、「問題」と見なされた若い黒人の女たちは、支配されることを拒み、うつくしいものに焦がれ、もうひとつの世界を夢見て生きのびようとした。アーカイヴの限界に逆らい、歴史資料群に潜行する名もなき奔放なものたちの、うつくしい生の実験を照らし出す。全米批評家協会賞(批評部門)、PEN/ジョン・ケネス・ガルブレイス賞(ノンフィクション)などを受賞、ラムダ文学賞最終候補作に選出された、ブラック・フェミニズムの傑作。

目次

第1部 シティの道はずれの道をゆく彼女(スラムのおそろしい、うつくしさ;とるに足らぬ存在;好まれざる女 ほか)
第2部 ブラックベルトの性的地理(一九〇〇年 テンダーロイン 西四十一丁目二四一番地;一九〇九年 西六十一丁目六〇一番地 黒人の新居留地、あるいはリトル・アフリカのマリンディ;ミスタ・ビューティー、元黒人女性の自伝、オスカー・ミショーが配役することのなかった映画のシーンからの抜粋 ハーレム 一九二〇年代 ほか)
第3部 うつくしい実験(短調の革命;奔放―可能性についての短い記述;暴徒のように集合した黒人の若い女たちのアナーキー ほか)

著者等紹介

ハートマン,サイディヤ[ハートマン,サイディヤ] [Hartman,Saidiya]
作家、研究者、思想家。コロンビア大学ユニバーシティ・プロフェッサー。専門はアフリカン・アメリカン研究、フェミニズム理論、クィア理論、パフォーマンス・スタディーズなど。2019年に授与されたマッカーサー・フェロー(ジーニアス・グラント)をはじめ、グッゲンハイム・フェロー、カルマン・フェロー、フルブライト・スカラーに選出。Scenes of Subjection:Terror,Slavery,and Self‐Making in Nineteenth‐Century America(1997)でデビュー。最新作にあたる本作で、2019年全米批評家協会賞(批評部門)をはじめ多数の賞を受賞した

榎本空[エノモトソラ]
文筆家、翻訳家。沖縄県伊江島における戦争、土地闘争の歴史と現在について研究している。サイディヤ・ハートマン『母を失うこと―大西洋奴隷航路をたどる旅』(晶文社)で第十回日本翻訳大賞受賞

ハーン小路恭子[ハーンショウジキョウコ]
専修大学国際コミュニケーション学部教授。専門はアメリカ文学。ミシシッピ大学英文学科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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